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褒めるだけでは育たない!? 子どもの自己肯定感を高めるポイントは「自立」と「自律」にヒントがあった!

子育て

皆さんこんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。

今回のテーマは「子どもの自己肯定感の高め方」です。皆さんは「自己肯定感」と聞くと「堂々として自信がある」などのイメージを浮かべる方が多いのではないでしょうか? 実は、それだけではありません。子育ての際のポイントや言葉がけなど、私が思う自己肯定感の高め方について今回はお話させていただきます。

自立と自律について理解を深めよう

自己肯定感を高めるために大切なのが「自立」と「自律」の違いを知るということ。

「自立」とは、「世間に迷惑をかけずに自分の事は自分で行う」という生活力的な意味を指す言葉で、日本人にとても好まれます。日本人は人と人との間に「和」を考えながら生きてきました。自分の行動を決める前に人の行動を察知し、自分の周辺に気を使う。これは俗に言う「空気を読む」ということです。このように「世間」や「周囲」の空気に合わせて生きることが基本とされた私達日本人は、自分の思いよりも他者の思いを尊重しすぎてしまうことが原因で自己肯定感は育ちにくいと言われています。

しかし、反対に「自律」とは「人は、生まれながらに自分の人生を自由に決める権利がある。だからこそ守るべきこと、やってはいけないことは自分で決める」「世間に流されず、自分の人生は自分で決める」という意味を持っています。

人は失敗を繰り返しながら成長し、人に認めてもらい、認めてもらった経験が「自己肯定感」を高めることに繋がっていきます。

そういった意味も含め、私は幼児期ほど世間の目など気にしないで、大人は制止せずたくさん迷惑をかけ、そこで自らが学び「自律」を高めていってほしいと思います。

自律を養うことで、子どもは「自分には決定権がある!」ということを学び、これが子どもの学習に対して意欲的に学ぶきっかけともなり、最終的には日本が最も低いと言われている「幸福度」を高めることにもつながります。

評価を気にする子どもが増えています

人は誰しも「認められたい」という承認欲求をもっています。たしかに認められれば嬉しいですが、実は「認める」「褒める」だけでは子どもの自己肯定感は育ちません。

保育の現場でも、近年こういった子どもが非常に増えた気がします。評価を気にする子どもは、常に心に不安を抱え、いつも良い評価をしてもらうためにアンテナを張り巡らせています。

自分の行動よりもとにかく「褒められること」「評価」に過敏になり、「大人に認めてもらうためには1番にならないといけない」や「迷惑を掛ける子は悪い子、迷惑をかけない子は良い子。だから良い子でいないといけない」という気持ちを募らせ、安心して「素」の自分を見せることが出来ません。

素の姿を見せられないということは、自分のやりたいことを十分に楽しんだり、失敗するかもしれないことに挑戦したりができなくなってしまうのです。

人は、失敗を繰り返しながら、自分が定めたゴールへと向かい、ゴールに達成出来たことで自信を持つようになります。

近年、「叱らない育児」や「褒める育児」などをよく目にしますが、ただ褒めるだけでなく、「何がどうすごかったのか」といった課程をきちんと汲んで評価していくことが大切ですし、時に失敗をさせることも自己肯定感を高めるためには、非常に重要になってきます。

自己肯定感は成長すれば自然と身につくものではありません。また、教育機関で教えてもらうものでも無いのです。

幼児期からそばにいる私達が、子どもたちへの言葉がけや環境を提供すること、そして「自分のために遊び、自分のことを第一に考える」を子ども自身に学ばせる機会を作ることで自身が築いていくものです。

今までの日本の教育は、多様な社会を学ばせるというより、「みんなと一緒のほうが安心」を植え付けるような教育を行ってきたような気がします。先生(大人)が中心となり、指示を出して、従わなければ問題児として扱ってしまう。

しかし、みんなと同じ行動をせずやりたいことをやっている子のほうが、幸福度や自己肯定感が高く、自然と自律に導かれていくのではないでしょうか?  コロナという前代未聞の時代をくぐり抜け、私達大人も「本当に必要なもの・大切なものはなにか」がわかり始めた今こそ、子どもたちの教育・自尊心・自律について今一度考え、「困難に負けない心」と「生きるチカラ」を是非身に付けさせていってほしいと思います。

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