A 雑菌の量。菌のバランスが崩れているかも!?
「人間の肌には、1000種類以上の皮膚常在菌が生息し、その菌バランスが悪いと、ニオイがより発生しやすくなります。だからやはり汗をかいたら放置せず、すぐに拭き取ること。そして毎日お風呂に入って肌を清潔に保ちましょう」
菌バランスが崩れる原因は、ストレスや生活習慣の乱れなども挙げられる。
「ストレスが増えると、自律神経がうまく働きません。すると、アポクリン汗腺の機能が鈍り、脂質やタンパク質などニオイのもととなる成分を多く含む、ベタベタとした脂っぽい汗が出始めます」
汗腺の働きは、汗をかくことによって活性化するので、入浴や軽い運動などで、定期的に適度な汗をかくような習慣を持つと、ニオイが気にならないサラサラとした汗をかけるように。
山﨑まいこ先生 皮膚科医、まいこホリスティックスキンクリニック院長。ナチュラルで美しい素肌を引き出す総合的な診療に定評がある。著書に『美しい肌が生まれるところ‐腸とこころをととのえる‐』(ワニブックス)。
※『anan』2022年5月18日号より。イラスト・山本さほ 取材、文・鈴木恵美
(by anan編集部)