優木まおみさんが提案する、ピラティスをベースにしたオリジナルメソッドの「MAOBICS」で、背骨のニュートラルポジションを取り戻そう!
背骨の歪みは日々のケアで細かくリセット。
“フロントC”“バックC”“サイドC”“トルネード”の基本の4つのムーブをマスターしたら、より強く、深く、負荷をかける次の4つのムーブにもトライ! 体が床に近いところで行うムーブは、さらに可動域が必要なため、基本の4つのムーブで体をほぐしてから行うのがおすすめ。それぞれ正確なスタートポジションから、ゆっくり次の姿勢をとり、ゆっくり戻す。これを5回ずつ行い、1から4まで続けて、背骨のニュートラルポジションを取り戻そう!
1、ラッコ×5回
ぽっこりお腹を解消して、くびれを作る!
腰と股関節をつなぐ腸腰筋をメインに、胸を起こす動きで、腹膜前面にある腹直筋、その横にある腹斜筋にアプローチ。上半身と下半身をいっぺんに鍛える。
START POSITION
両手を後頭部で組んで仰向けに寝たら、足を上げて膝を直角に曲げる。背中は肩甲骨と腰が床につき、ウエスト部分は床から離れているのが正解。肩の力を抜き、お腹は薄くなるように。肘は視界に少し入るぐらいに開く。
肩と腰が床から浮かないように行う。
息を吸い、吐きながら肩から上を持ち上げる。脚の角度を保ったまま、背中でマットを押すように静止。内臓を上に引き上げるように意識して。息を吐き切ったら、息を吸いながら元の位置に。首だけ上げないよう注意。
2、グラスホッパー×左右各5回
美脚を叶え、お腹まわりはすっきり。
肩から上を持ち上げることで腹筋に、片脚を伸ばしてひねりを加えることで、腹斜筋と腸腰筋にゆっくり負荷をかけることができる。脚のむくみの軽減にもなる。
START POSITION
ラッコと同じ。脚の角度は正確に守り、背面はS字を描くように床につける。
息を吐いてひねり、吸って脚をチェンジ。
息を吸ってゆっくり吐きながら、左脚を斜め上に伸ばし、直角に曲げたままの右膝に、胸を当てるような感覚で体をひねる。息を吐き切ったら、息を吸って脚をチェンジし、逆ひねりに。両足の親指は、同じ方向を向ける。
3、アシカ×5回
二の腕の引き締めと、ヒップアップに。
体を支えるため、二の腕の引き締めに。もも裏の筋肉を強化し、ヒップアップにも。ラッコ、グラスホッパーで使ったお腹まわりの筋肉を伸ばして緩める効果にも期待。
START POSITION
四つん這いになり、肩の真下から拳1個分前に手をつく。両肘は外側に向け、腋を締める。膝下を上げて足首をクロスさせたら、お腹を引き上げて、頭からお尻まで一直線になるようにする。頭を落とさず視線は斜め下。
手のひらと膝の位置を動かさずに行う。
息を吐きながら、股関節を伸ばすように上半身を起こす。腰を反らしすぎない程度に、恥骨を押し出しながら胸を前に出して、背骨をカーブさせる。足のクロスが解けないように注意。息を吸いながら、元の位置へ。
4、ドルフィン×左右各5回
背面全体を伸ばすことで、美しい背中に。
上半身のみのいくつかの動きを連動させることで、背中全体をくまなく伸ばし、しなやかな筋肉に育てるメソッド。腕も使うので、二の腕のたるみ防止にも!