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センスのいい人に学ぶ、心地よい部屋の工夫|カフェ運営会社勤務・ごとうゆうこ『ナチュラルもシンプルも、好きなものミックスの家』

インテリア

物件そのものの良さだけでなく、素敵な部屋には家主の持つさまざまな“工夫”がちりばめられています。実例をお手本に、センスアップのヒントを学びます。今回は、カフェ運営会社勤務・ごとうゆうこさんのお部屋をご紹介します。5月27日(金)発売Hanako1209号「優しい気持ちを作る、理想の部屋づくり。」よりお届け。

玄関を開けると、そこはいきなりクローゼット。まるでブティックに来たような。しかも真っ先に洗面台が目に入る。その奥にはカフェのような明るいリビング。好きなものを存分に楽しむために、「やりたいことを全部詰め込みました」という。

「服はもともと好きでしたけど、より楽しめるようになりましたね。着なくなっていた服も、また着るようになりました」とごとうゆうこさん。52㎡あるマンションの、半分をクローゼットが占めるという斬新な間取り。オープンキッチンならぬ、オープンクローゼットだ。住み始めたのは昨年8月のこと。

「うれしくて、引っ越した当初はクローゼットで飲んだりしていました。〈knof(ノフ)〉さんの設計のおかげです」という。何度となく引っ越しをしながら賃貸で暮らしてきたけれど、元同僚で友人の建築家、菊嶋かおりさんと永澤一輝さん(一級建築士事務所knof)に物件探しから相談して、3LDKの中古マンションを購入。ほぼ全面改装した。玄関側にクローゼットルーム、その向こうの窓側にリビングダイニングと寝室を兼ねたスペースが広がる。大きく2つの部屋に分かれているが、考え方としては大きなワンルーム。部屋を壁ではなくガラスの引き戸で仕切るようにして、開放感を大事にした。
「服が多いので大きめのウォークインクローゼットが欲しいと言ったら、隠すのはもったいない、全部見渡せるようにしましょう、と提案されて。何案もつくってくれたなかから、このプランに落ち着きました」。ほかにも、以前から憧れていたデンマークのブランド〈GUBI〉の革製の鏡を使いたいと伝えると、せっかくならいい場所にと、玄関脇に大理石の洗面台を据えて、その上から吊るすことに。これまた斬新なディスプレイだ。こうしたシンプルでダークな色のインテリアが好きな一方で、ナチュラルテイストも好きなごとうさん。

とはいえ、甘めのほっこり系にはしたくない。リビングダイニングはナラ材の床やモザイクタイルなど、あたたかみのある素材でまとめつつ、カーテンは使わず木製ブラインドにする、生活感の出る家電は収納棚に収める、飾るものはグラフィカルなアートに絞るなど、スッキリとシンプルに見える工夫が効いている。
室内に飾る植物は、花ではなく初心者でも扱いやすい観葉植物や乾いたグリーン系のもので統一。ともするとケンカしそうなスタイルも、ごとうさんの「好きなもの」という統一感で、空間すべてが心地よくまとまっている。

【DATA & PROFILE】ごとう・ゆうこ

【PROFILE】
カフェ運営会社勤務。4年に一度は都内のいろんな場所に引っ越していた人生から、定住を決意。街が快適で、窓からの眺めがいいマンションを選んだ。
【DATA】
■広さ:52㎡
■所在地:東京23区 駅徒歩11分
■築年数:47年
■居住歴:1年

優しい気持ちを作る、理想の部屋づくり。/神尾楓珠

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