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関節を使って体を動かすと、脂肪が燃える! ガチガチ関節にならない「日常動作」のポイント

体を効率的に使うには、関節から動かすことが必要。しかし、じつは日常生活で体の関節を正しく使えている人は少ないといいます。その結果、関節が固まり、筋肉も省エネモードに。
「日常の動作からガチガチ関節を防ぎましょう。同じような生活をしていても、ガチガチ関節の人は、どんどん脂肪が蓄積されてしまうことになります」と話すのは美姿勢トレーナーの渡部 龍哉さん。
今回は、立ち上がる、中腰になるといった日常の動作で正しい関節の使い方を渡部さんの著書『1日1分!ゆる関節ストレッチ』(アスコム)からご紹介していきます。

関 由佳

美容

股関節と背骨、体の中心から動かす

「普通に日常生活をしていれば、関節も動かせているのでは?」と思うかもしれません。しかし、残念ながら、「正しい使い方」で関節を動かせている人は、ほとんどいません。
たとえば、「振り向くとき、首だけを動かしている」「高い所にある物を取るとき、肩だけを使って腕を上げている」などは、間違った関節の使い方。
もちろん、このやり方でも動かすことはできます。でも、本来使うべき関節が使えていないので、ほかの場所に負担がかかってしまうのです。腕を上げるときは、本当は背骨や胸郭を使って動かさないといけません。肩だけで動かしていると、肩こりや四十肩、五十肩、下手をすると肩の脱臼にもつながります。
こういう動かし方をしていると、「この動きは、このくらいしか関節を使わないんだ」と脳が判断して、本来使わなければいけなかった関節のガチガチ度が進行します。

エネルギーをたくさん消費できるかどうかは、筋肉をどれだけしっかりと使えているかにかかっていますが、ガチガチ関節で一部の筋肉しか動いていない、サボり筋が発生している状態では、消費エネルギーが小さくなってしまうのです。

これは、立つ、歩く、座るなどすべての生活動作でいえることです。
歩くときに、腕を振って上半身も使いながら、股関節を動かして全身で歩けている人と、ひざから下だけを使ってぺたぺた歩いている人とでは、使うエネルギー量が全然違うというわけです。
つまり、同じような生活、同じような食事をしていても、ガチガチ関節の人は、どんどん脂肪が蓄積されてしまうことになるのです。
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、心肺機能の向上や脂肪燃焼に効果があります。しかし、そういった運動に取り組む前にまずやるべきなのは、関節をゆるめて、筋肉を最大限使える状態にすること。

このあと紹介するのは、立ち上がる、物を拾う、中腰になるという日常生活の動きです。
体の使い方のポイントは、すべての動作を、股関節と背骨という体の中心にある関節から動かすことです。難しいように聞こえるかもしれませんが、関節がやわらかかった子どもの頃は、みなさんできていたことです。

ゆるゆるをキープ! ガチガチにならない日常動作のコツ

【立ち上がる】
床よりもイスに座ることが多くなった現代の生活では立ち上がるときも間違った体の使い方をしている人が多いようです。 ゆるめた股関節をしっかり使って立ち上がりましょう。

1 頭頂部と坐骨で上下に引っ張られるイメージで正しく座ります。
2 上体を股関節から前傾させると同時に、お尻をプリッとさせて立ち上がります。そのとき、背骨は斜め上に引っ張られるような姿勢で。
3 頭頂部と靴ひもの結び目で上下に引っ張られるイメージで立ちます。

イスから立ち上がるときは、股関節をしっかり使うのがポイント。背骨と骨盤をまっすぐに立てたまま、股関節を動かして重心を前へ傾け、立ち上がっていきます。

【物を拾う】
下にある物を拾うときは、しっかり腰を落としてから拾う。そうすると背骨と 骨盤をまっすぐにしたまま拾うことができます。

どんな動きでも、一部だけを動かすのではなく、体の中心から動かす。これが、ガチガチ関節にならないポイントです。
めんどうだからと横着な動き方をしていると、ガチガチ関節に逆戻りしてしまいます。

【中腰になる】
顔を洗うときなど、中腰姿勢をするときは背中が丸くなりがちです。中腰になるときは股関節から上体を倒して、背骨と骨盤がまっすぐな状態になるように気をつけましょう。

頭から体を倒そうとすると、背中が丸まり、猫背になります。その姿勢を毎日続けると、やわらかくなった関節がガチガチに戻ってしまいます。

「ゆる関節ストレッチ」で関節がゆるくなると、いつでも正しい姿勢で過ごせるようになります。
正しい姿勢で生活することが、ガチガチ関節に戻らないポイントです。

文/庄司真紀

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