気の置けない友人や家族との軽い晩酌。そんなときに重宝するのが、手軽に作れる小さなおつまみ。お家で簡単にできて、かつちょっと小ワザを効かせた4品を、人気の料理人に教わりました。
「笠原将弘さんのおつまみレシピ」今回は「ちくわ」と「かにかま」を使った小さなおつまみ。軽く晩酌というときには、この2食材がとっても頼りになるんです!
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▶︎教えてくれたのは
笠原将弘さん
東京・恵比寿の日本料理店「賛否両論」店主。テレビ、雑誌などで紹介する、家庭でも作れる本格的なレシピにファンが多い。『レタスクラブ』連載でも人気。
まずは笠原さんに、おつまみ作りの極意をうかがいました!
「本来つまみとは、そんなに時間をかけて作るものではない、と思っています。もう1ついうなら、冷蔵庫にあるもので作るのがつまみ上手の極意だとも。
思い立ったらチャチャッと作る。あるいは飲みながら作る。つまみとは、それくらいがちょうどいい。野菜をいつもと違う切り方にしてみるとか、そんなことでもずいぶんでき上がりが変わってくることを楽しみながら作ってもらいたいですね。
というわけで、ここで紹介したレシピを自分なりに工夫して、素材や調味料なども変えたりして作ってみてください。楽しい年末年始になりますように。」
かにかまパン粉焼き
粉チーズを加えたパン粉を2回しっかりつけることでサクッふわ食感実現。
[ 材料と作り方・2人分 ]*1人分319kcal/塩分1.6g
1. パン粉30gと粉チーズ10gを合わせ、手でもんでパン粉を細かくする。
2. ルッコラ1/2わは食べやすく、ミニトマト4個は横半分に切る。ともにオリーブ油大さじ1、塩、粗びき黒こしょう各少々であえる。
3. かに風味かまぼこ8本 (約80g) に1をまぶし、溶き卵1個分にくぐらせる。もう一度1をしっかりまぶしつける。
4. フライパンにオリーブ油大さじ2を中火で熱し、3の両面をカリッと焼く。器に盛り、レモンの半月切り1枚を添える。
かにかまと豆苗のサラダ
かにかまは偉大。さっとほぐしてあえるだけでOK。
[ 材料と作り方・2人分 ]*1人分96kcal/塩分1.0g
1. かに風味かまぼこ5本 (約50g) はほぐす。豆苗1/2袋は長さを半分に切る。
2. ボウルに1を入れ、サラダ油、酢各大さじ1、しょうゆ、みりん各小さじ1を加えてさっとあえる。器に盛り、粗びき黒こしょう少々をふる。
ちくわアラビアータ
トマトソースにペンネ代わりのちくわのだしもにじみ出て、ダブルのおいしさ!
[ 材料と作り方・2人分 ]*1人分228kcal/塩分2.2g
1. ちくわ4本は斜め薄切り、玉ねぎ1/4個は縦薄切り、にんにく1片はみじん切りにする。赤とうがらし2本は種を除く。
2. フライパンにオリーブ油大さじ2、にんにく、赤とうがらしを入れ、弱火にかける。香りが立ったら玉ねぎを加えてさっと炒める。
3. トマトジュース (食塩不使用) 1カップ、しょうゆ、みりん各小さじ2を加えて中火で約5分煮る。ちくわを加えてさっと混ぜ、器に盛り、粉チーズ適量をふる。
ちくわバター
チーズと思いきや、バターだよ〜!クリーミーなこの味わいはやみつき必至。
[ 材料と作り方・2人分 ]*1人分159kcal/塩分1.2g
1. バター30gはちくわの穴の大きさに合わせて棒状に切る。
2. 1をちくわ3本の穴に詰め、一口大に切って器に盛る。粗びき黒こしょう少々を添える。
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