それぞれの項目について、早坂先生の解説をかいつまんで紹介しましょう。
1~3は×です。1については、ヒートショックのリスクが高いとすぐにわかるでしょう。2は、ふたを外して湯をはったほうが、浴室内に湯気がたまって温度が高くなり、ヒートショック対策に。もちろん浴室暖房があれば、その必要はないかもしれません。3は、体温が上がりすぎて意識障害に陥る可能性があるので、「冬でも湯温は40℃まで」で10分程度がおススメだとか。
次に、4~6は○です。4は、脱水で血液中に血栓ができやすくなり、心筋梗塞のリスクを高めることを防げるそうです。5は、家族が浴室内の異変に気付きやすいことから、声掛けが推奨されます。6は、かけ湯で徐々に身体をならすと血圧の急激な上昇を防げるそうです。
いかがでしたか? 入浴時のヒートショックも多いので、参考にされるとよいと思います。寒さを我慢したり、いきなり熱い湯に入ったりするのは、身体への影響が大きいことを再認識して、寒さ対策・ヒートショック対策をして、寒い冬を乗り切りましょう。
執筆者:山本 久美子(住宅ジャーナリスト)