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お風呂研究20年のお医者さんに聞いた。胃痛や神経痛に効果的なお風呂の入り方

ライフスタイル

飲みすぎ、食べすぎが原因の胃痛や、痛みやしびれを伴う神経痛などは、慢性化させないためにも痛みを感じたら早めのセルフケアが大切です。これらの症状は、お風呂の入り方で緩和することが可能という、『お風呂研究20年、3万人を調査した医者が考案 最高の入浴法』の著者で医学博士の早坂信哉さんに、その入浴法を伺いました。

早坂 信哉

胃痛は「胃液が出すぎているとき」と「胃液の出が悪いとき」で入り方を変える

食べものを貯蔵、消化、吸収する重要な器官の胃。それだけに暴飲暴食やストレス、アルコール、喫煙、寝不足などの習慣を続けていると、荒れて胃痛を引き起こします。

「胃痛には、『胃液が出すぎている場合』と、『胃液の出が悪い場合』があります。胃液は食べものを溶かす働きがありますが、多く分泌されると胃の粘膜を溶かし、胃潰瘍や胸やけ(逆流性食道炎)などの原因になります。

胸やけなど「胃液が出すぎ」のときは、熱いお湯で体を活動モードの『交感神経』のスイッチを入れます。すると、内臓の働きが抑えられて胃液が少なくなり、症状が改善されます。入り方は、42℃の熱めのお湯に5分ほど入り、いったん上がって休んでから、また湯船に浸かることを2~3回くり返しましょう。くれぐずれもガマンしてずっと入ることはNGです。

一方、「胃液の出が悪い場合」は、消化不良による胃もたれが胃痛につながります。この場合は、体を修復し、リラックスさせる副交感神経に働きかけて、内臓の働きを活発にして胃液を出す必要があります。38℃~40℃のぬるめのお湯に15分ほどゆっくり浸かりましょう。

神経痛を改善する入浴方法とは?

ひと言に神経痛といっても、坐骨神経痛や肋間神経痛、三叉神経痛、肌に発疹ができる帯状疱疹など種類があります。これらの痛みやしびれを伴う神経痛は、生活の質を低下させてしまいます。慢性化すると、常に痛みを意識するようになってしまうので、早めの治療に合わせて、お風呂の入り方も意識して変えていきましょう。

「神経痛特有の刺すような痛みはとてもつらいものです。これらの痛みは、入浴で温めることで神経の活性が抑えられ、症状が和らぎます。また、血流をよくすることで痛みの原因物質を押し流す効果もあるので、入浴はおすすめです。ただし、腫れて痛むような場合は神経痛とは異なり「炎症」ですのでお風呂は避けます。

ポイントは、40℃以下のぬるめのお湯に入ること。時間は10〜15分くらいでOKです。40℃以上の熱いお湯では、交感神経が優位になって筋肉が緊張し、痛みを強く感じるようになってしまうので、くれぐれも気をつけましょう。

参考書籍

『お風呂研究20年、3万人を調査した医者が考案 最高の入浴法』

文/奥沢ナツ

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