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医療現場でも実践!肺を正しく機能させる呼吸法

ヘルスケア

風邪をケアするうえで、大切なのが呼吸器系の働き。胸郭が柔らかくなると呼吸器に届く空気量が増加し、呼吸の質がぐっと上がります。ヨガで行う鼻呼吸のほか、肺に残ったガスの交換率を高めるおすすめの方法をご紹介。深く長く吐き切ることで、呼吸の質を高めます。理学療法士でヨガインストラクターの堀川ゆき先生に、肺が正しく機能する2つの呼吸法を教えていただきました。

ヨガジャーナル日本版編集部

「ヨガの基本は、鼻呼吸。乾燥しやすい口呼吸に対し、粘膜を通して外気を温め、適度に加湿するメリットが。ホコリや細菌、ウイルスを取り除くフィルターの役割も果たします」 と堀川先生。
ヨガで行う鼻呼吸のほか、肺に残ったガスの交換率を高めるおすすめの方法をご紹介。深く長く吐き切ることで、呼吸の質を高めます。

呼吸法1:鼻呼吸

ヨガではおなじみの鼻呼吸。吸う・吐くを一定のペースで行い、深い呼吸を味わいましょう。息を吸うときは常に鼻からが基本。5秒かけて、ゆっくり一定のペースで自然に吸って。

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5秒息を吸う/photo by Shoko Matsuhashi

HOW TO

鼻からゆっくり5秒かけて息を吐く。続いて鼻から5秒で吸いながら自然な呼吸を繰り返す。

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5秒息を吐く/photo by Shoko Matsuhashi

呼吸法2:口すぼめ呼吸

呼吸器疾患のリハビリでも行われる方法。長く吐くことで換気量が増えて気道が広がり、リラックス効果も。

HOW TO

口をすぼめて「フゥー」とゆっくり10秒かけて、細く長い息を吐き切る。鼻から5秒吸って繰り返す。

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息を吐く/photo by Shoko Matsuhashi

口すぼめ呼吸の練習法

コップの水にストローでぶくぶく泡立つように息を吐き続けると、感覚がつかめる。

POINT:鼻がつまって辛いときは、口で息を吸ってもOK

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photo by Shoko Matsuhashi

教えてくれたのは…堀川ゆき先生
理学療法士、ヨガインストラクター、抗加齢指導士。モデル・レポーター業をへて渡米し全米ヨガアライアンス200を取得。ヨガをリハビリに取り入れた整形外科治療に従事。慶應大学大学院医学部博士課程在学中。

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