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ぼる塾 田辺さんの3月の推しスイーツ 「海外店舗は日本のみ!のフランス実力派パティシエ・ショコラティエブランド」編/ぼる塾・田辺智加のスイーツ”推しエントリー”

グルメ

いま最も注⽬と信頼を集めるスイーツラヴァーであり芸人の、ぼる塾・⽥辺智加さん。そんな田辺さんに、スイーツトレンドを発信してきた『Hanako』が、毎月様々なテーマに合わせたおすすめスイーツを送付!それを田辺さんがすべて実食して、推しコメント(略して「推しコメ」)と共に紹介していく本連載。3月2回目のテーマは「海外店舗は日本のみ!のフランス実力派パティシエ・ショコラティエブランド」、今回のセレクターはスイーツライターの佐藤ひと美さんです。

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【推しコメ】これを食べずしてクッキーは語れない!/〈ヴァンサン ゲルレ ビスキュイ フランセ〉のビスキュイサンド。

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佐藤ひと美

フランス屈指のショコラティエ「ヴァンサン ゲルレ」によるビスキュイ専門店。こちらは、ナント銘菓のビスキュイをアレンジしたブランド大人気商品の「ビスキュイサンド」です。フレーバーごとにベストな生地を追求したビスキュイの歯ごたえと、ガナッシュクリームの調和が絶妙!

素材選びと伝統製法で仕上げていて、なかでもバターには特にこだわっているそうです。乳脂肪が豊富な高品質の牛乳から作られたバターを使うことで、風味が豊かに。小麦粉も重要で、減農薬農法で栽培される良質の小麦から作られたものを使用。 「ヴァンサン ゲルレ」のビスキュイには、ブルターニュ、ゲランド産の塩、フルール・ド・セルを使うことが多いのですが、少量の塩が味わいを引き立たせ、独特なアクセントになっています。

田辺さん

5つフレーバーがあってどれを食べるか迷いますね、フレーバーごとにビスキュイの味も変えている⁈ それは凄すぎる。

まずは気になるピスタチオから。開けた瞬間にバターの香りがすごいです!ああ、いい香り。(一口食べて)おいしー!えぇ⁈ これはすごいですね。ビスキュイがすっごくおいしいです。さっくりしているのにしっとり。これを表せないのが悔しいんですけど。噛まなくても風味が口に広がっていくんですよね。品があって質のいいバターですね。

こうなってくると他のビスキュイも気になる。ジャンドゥーヤはバターよりヘーゼルナッツの香りが引き立っています。ビスキュイはそれぞれほんとに食感が違います、びっくり! こっちはザクザク系だ。すごいです、こんなにこだわってるなんて。正直1種類のビスキュイで中身を変えてもいいくらいおいしいんですけど、中身に合わせて変えてる意味が食べてみるとよくわかります。これは食べ比べて驚いてほしいですね。これは感動です!

こういうクッキーっていうかサブレって最近みんな注目してきてるなあと思いつつも、これを食べずして語れないなと思いますね。

中身も濃厚でなめらか。たっぷりクリームは入っているんですけど、ビスキュイが主役っていう感じがしますね。どれがお気に入りかわかんないくらい、どれもおいしくて感動します。一人のシェフでこれだけ違いが出せるのに驚きだし、その努力の過程に感服します。楽しく作っているんだろうなとは思うんですけど、ここまでできないよと思います。

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〈ヴァンサン ゲルレ ビスキュイ フランセ〉
お取り寄せ:◯(WEB)
価格:ビスキュイサンド5 1,650円
店舗情報:愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 ジェイアール名古屋タカシマヤ B1F
オンラインショップ
TEL:052-566-3284(店舗直通)

【推しコメ】息を吸うたびに香るフレイバーがたまらない。/〈セバスチャン・ゴダール〉のボンボンショコラ。

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佐藤ひと美

古きよき時代の製法や精神に、パティシエであるセバスチャン・ゴダールのモダンな感覚が融合したシンプルなルックスのショコラ。一粒ひと粒を繊細な手仕事で作り込んでいるので、大量生産はしていません。2月のフランス国外初のセバスチャン・ゴダール公式オンラインストア(日本上陸)には、“一ヶ月1000箱限定” が登場しました。

彼のボンボンショコラは奇をてらうことなく、現代の味に落とし込まれたおいしさです。洗練された味わいながらも、どこか懐かしさを感じる穏やかなくちどけ、繊細な食感の後にくちどけなめらかなカカオの風味が優しく広がリます。

ザクザクとした食感と塩味がアクセントのミルクショコラ「プラリネ・クルスティヤン・ノワゼット」や、なめらかな口当たりと口いっぱいに広がるベルガモットの香りが印象的な「ガナッシュ・ノワール・オ・テ・アール・グレイ」、ピスタチオ香る軽い食感のマジパンを使い日本向けにアレンジした、パリの店舗には並んでいない日本限定ショコラ「パート・ダマンド・ア・ラ・ピスタシュ」など、豊かなフレーバーがアソートされています。

田辺さん

実はこれ、食べたことあるんです。日本では手にはいらないと思っていたから、すっごくうれしい!3時のヒロインの福田麻貴さんがフランスに行った時に「チョコ買ってこようか?」って言ってくれて、後輩なのに図々しくもお願いしたら、これを買ってきてくれて。すごく大事に食べていたんです。だから、今すごく興奮しています!!

シンプルな見た目で、綺麗にぴっちり入っているのが美しすぎて、これこれ!こういうことだよなと。茶色の中に芸術があるなっていう感じ。一生眺めていられる。口にも入れたいんですけど(笑)。

どれから食べようかなあ。まずはプラリネかマジパン系ですね。プラリネ……あー!すごいですね、プラリネの風味が!口に入れた瞬間、息を吸うたびにプラリネの香りが広がって、ザクザクしていて、ちょっと奥に塩もありつつ。あと引きますね。チョコレートは濃厚すぎるものより、後味がくどくないものが好きで、こちらのショコラはおいしくて濃厚ながら、香りが広がりつつ、切れ味がいい。余韻が楽しいんです。いい紅茶をいれて待機していたんですけど、飲まずにしばらくこのまま待機していたいですね。これはショコラ好きなお友達に配り歩きたい!

マジパンのショコラ。ああ!この!マジパンの不思議な食感!フランスの伝統的なお菓子をボンボンにするのは日本だと珍しいそうな。食感が面白いですね。食べ慣れないけど、めちゃくちゃおいしいです。なんて表現したらいいんだろう?繊細で上品な味で。マジパンってあんまりおいしいイメージじゃなかったんですけど、さすが、すんなり受け入れられるおいしさ。あのマジパンの概念が取っ払われますね。多分麻貴さんにもらった時にも食べてるんですけど、その時にはマジパンとは気づかないほどでした。奇を衒わないことの大切さ。

チョコレートってショコラティエさんの人生の表れだなと思っていて、いつも人生をいただいていると思って一粒一粒噛み締めていただいているんですけど、この一粒に込めて作っていて、ありがたくいただくものだなと思っています。フォションでピエールエルメさんの後任シェフをされた方なんですね、その歴史をいただくという意味でも重みを感じます。

箱のデザインはパリの石畳をイメージしているとか。伝統と職人気質を大事にする日本を選んでくれたということで、知識はなく軽い感覚で食べてましたけど、フランスを好きになりつつ、日本に生まれてよかったなと思います。ショコラ以外のサブレとかも、ゆくゆくは日本に展開するそうで、楽しみです。

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〈セバスチャン・ゴダール〉
お取り寄せ:◯(WEB)
価格:16個入り7,200円
店舗情報:オンラインショップ

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