毎日のごはん作りの中で、「作りたてがおいしいとわかっていても家ではあまり作りたくない料理」って、ありますよね。
その代表といえるのが…揚げもの!
揚げたてが一番おいしい!ということは重々承知しているものの、作る手間やあと片づけのことを考えると「お惣菜でいっか~」となりがちな料理のひとつです。
先日、子どもが「天ぷらが食べたい!」というので張り切って作ってみたことがありますが、衣がべちゃっとした感じになってしまい、結果的に大失敗…。こんなに時間をかけたのに家族からは「あんまりおいしくない」といわれてしまうし、食べた後には油が飛び散ったコンロまわりの掃除と揚げ油の片づけが待っていて、もう二度と家で天ぷらは作りたくない!!と思いました。
ところが先日SNSを見ていたら、昭和産業の「もう揚げない!!焼き天ぷらの素」が簡単でおいしいというコメントが目に飛び込んできました。気になって調べてみると、なんだか巷で話題になっているみたい!
どうやらフライパンで天ぷらが作れるらしい…!?それを知った私はいてもたってもいられず、そのヒミツを探るべく開発を担当した水島さんにお話を伺いに行ってきました!
天ぷら粉のパイオニアが自信をもって提案する「焼く」天ぷら
こちらが昭和産業の「もう揚げない!!焼き天ぷらの素」。
この焼き天ぷらの素を探して、スーパーに出かけるたびに天ぷら粉のコーナーをのぞいてみましたが、なかなか出会えず…人気すぎて品薄になっていたようです。やっぱり作りたての天ぷらをおうちで食べたいと思っている人は多いんですね。
「天ぷらを好きな人はたくさんいるし、作りたてが一番おいしいですよね。それでも家で作らない理由を調べてみたところ、大量の油を使うのが面倒、調理後の油の片づけが大変、という意見が多く上がっていることがわかりました。ならば、その不満点を解消すれば天ぷらの調理がより手軽なものになって、ご家庭で食べていただく頻度が増えるんじゃないかと思いました。それが開発のきっかけですね(開発担当 水島さん)」
昭和産業といえば、60年以上も前に世界で初めて天ぷら粉を販売した天ぷら粉のパイオニア。天ぷらを「焼く」という発想は今回は初めてだそうです。でもこれって普通の天ぷら粉では作れないんですか?
「使っている材料は一般的な天ぷら粉とほとんど変わりませんが、ほかの天ぷら粉は『焼く』という調理法には向かないんです。食感もふかふかした感じになってしまい、サクサクとした食感が出せません。誰が作ってもサクッと仕上がるように配合や処方をいろいろと変えながら試験を繰り返し、ようやくたどり着いたのがこの商品なんです(開発担当 水島さん)」
聞けば聞くほど気になるお味…。どれほど簡単でおいしいのか、さっそく作ってみましょう!
少ない油で焼くだけ簡単! 後片づけもラク~に終わる
商品は1袋で2~3人前。市販の天ぷら粉よりも小ぶりのサイズです。裏面を見るとこの1袋で作れる量の目安も書いてあります。
用意する材料はこちら!
【材料】
「焼き天ぷらの素」…1袋
水…1/2カップ強(120ml)
好みの具材
好みの油
今回はさつまいも、れんこん、かぼちゃ、そして水島さんイチオシのピーマンを用意しましたよ!
おいしく作るコツは材料を5mm程度の厚さに薄く切ること。揚げずに焼くので、薄い方が中まで火が通りやすいんです。
具材をカットしたら、次は「焼き天ぷらの素」と水をボウルに入れて泡だて器でよく混ぜます。
天ぷらにしては、けっこう重めの生地ができました。
これで下準備は完成! いよいよ焼いていきますよ!