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高級食パンの本場・大阪発「侍ぱん」が東京初上陸!もっちりみっちりの“超加水食パン”とは?

グルメ

高級食パンブームが続くパン業界に、新星が登場!2018年末に東京・西麻布の住宅街にひっそりとオープンした高級食パン専門店、その名も「侍ぱん次郎左衛門」が、地元のマダムたちの間で評判になっています。こちらで販売している“超加水食パン”とはどんなものなのか、その製法やこだわりについて、実食レポートします!

一度聞いたら忘れられない!?インパクトありすぎる高級食パン専門店/侍ぱん次郎左衛門 西麻布店

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2018年12月13日にオープンした食パン専門店「侍ぱん次郎左衛門 西麻布店」。同日に新宿店もオープンしていますが、西麻布店は東京本店という位置づけで、西麻布の閑静な住宅街に佇んでいます。

本店は2018年1月22日に大阪でオープンし、現在では大阪と東京で合わせて3店舗を展開中。

西麻布店の最寄駅は、外苑前、乃木坂、六本木と3駅ありますが、どこも歩いて15分くらいなので、歩きやすい靴でおでかけするのが良さそう。一番アクセスに便利なのは、渋谷駅51番乗り場から出ている都営バス。西麻布の停留所で降車すると、徒歩3分くらいで到着します。

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ユニークな店名の由来は、江戸時代後期に実在した伊豆韮山(にらやま)代官の「江川太郎左衛門」という人物にちなんだものだそう。なんと、日本で初めて本格的なパンを焼き上げた人で、当時の人々に大人気になったのだとか。同店では、「太郎左衛門」の弟子になった気持ちで、「次郎左衛門」と名乗っているそうです。

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こぢんまりとした店内は2~3人も入ればいっぱいで、レジテーブルとパンが並ぶ棚があるのみというシンプルさ。スタッフさんの仕事着も作務衣のようなデザインで、お店のイメージにピッタリな和の雰囲気です。

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取り扱うパンは、店名を冠した食パン「侍ぱん」のみという潔さ。3斤1,200円と1.5斤600円の2種類を販売しています。商品は、江戸川区にある工場で焼き上げられたものが入荷しますが、日によっては、ほとんどが予約だけで売り切れてしまうのだそう。

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取材に伺ったのは日曜日の午後イチでしたが、こちらの棚にある予約分以外はすでに完売という状態。当日買いに来られたこの界隈のマダムらしき人は、残念そうに店を後にしていました。

といっても、予約なしで買える日もあり、今のところ売行きは読めないそうなので、確実に入手したい場合は予約するのがオススメです!予約は当日でも構いませんが、当日は売り切れていることがあるので、1~2日前までに電話または公式サイトで予約を。個数制限はありません。

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写真は1.5斤サイズの「侍ぱん」。食パンには店名入りの黒い帯がかけられており、クールな印象。ショッパーも黒なので、ちょっとしたお土産にも良さそうですね。

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さて、看板商品の「侍ぱん」ですが、もちろん、こだわりもかなりのもの。

最大の特徴は“超加水”という製法で、水の加水率が高いことです。通常の製法だと食パンに含まれる水分量は55~60%のところ、こちらでは65~70%と多め。加水量が多くなるほど焼成(しょうせい)の難易度は上がるのですが、パン自体はふっくらモチモチとした食感になるそうです。

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手に持ってみると、ずっしりとした重量感があります。ふわふわというよりは、もっちりみっちり!割ってみると、弾力があって伸びのいい生地であることが一目瞭然です。

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断面もきめ細やかでしっとり♪材料には、カナダ産とアメリカ産の高級小麦粉、ブドウの天然酵母、塩、練乳、生クリームを厳選し、配合は何カ月も試行錯誤した自慢の味です。

なかでも味の決め手となる小麦粉は、「小麦の味を最大限に引き出した昔ながらの味」を実現するため、小麦の中心に近い部分のみを使っているので、輝くような白さ、香り高さ、雑味のない旨みが特長的。

この配合は東京店限定のレシピで、関東人の味覚に合わせた味なのだそう。ちなみに大阪店で提供している食パンには、マスカルポーネチーズやはちみつをブレンドしており、もっと甘みが強いのだとか。機会があったら、食べ比べてみるのも面白そうですね。

東京店限定の「侍ぱん」を美味しく味わうには?

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さて、「侍ぱん」を手に入れたら、家に帰って実食です!

東京の「侍ぱん」は生のまま食べても美味しいそうですが、店長さんのイチオシは断然トーストとのこと。これは、焼いたときに香りや味がベストな状態になるような製法や材料で作られているからなんだそう。

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「できれば上質なバターを用意してくださいね」という店長さんのアドバイス通り、外国産の高級バターを使用しました。まずは生地そのものの味わいを堪能するためにも、このくらいシンプルな食べ方が正解!バターがじゅわ~んと生地に染み込み、すでに美味しそう♡

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香ばしい香りがふわりと鼻腔をくすぐり、外はさっくり、中はしっとりモチモチの生地は、口どけもまろやか。練乳の甘みでしょうか、コクがあってミルキーな甘さはあくまでも控えめなので、たとえばクロックムッシュなどの食事系パンにも、ジャムなどのスイート系にも、どちらも受け止めてくれる懐の広さを感じます。

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とはいえ、生食も試してみたいよね、ということで、懐かし系の玉子サンドイッチにしてみました。耳もやわらかいので、あえてカットせずそのまま調理しましたが、なめらかでしっとりした生地は、具材との一体感も最高!一緒に頬張れば、互いの良さが引き出され、相乗効果でより美味しくいただけます。

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ちなみにお店では、「侍ぱん」によく合うジャム(各1,080円)やはちみつ(1,290円)も取り扱っています。甘党の方は、こちらも試してみてはいかがでしょうか。

左から
・「スカイベリー」とちおとめを品種改良した最高級ブランドのイチゴを使用
・「郡山トマト」高リコピンのトマトを使ったジャム
・「ももれーど」桃とレモンのジャム
・「アイズハニー」会津産の純粋はちみつ

どれも余計な添加物が含まれておらず、パン本来の味を邪魔しません。
さらに現在、自社でイチゴとミカンのジャムを開発中とのこと。2019年10月までの販売を目指しているそうなので、こちらも楽しみですね。

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