無料の会員登録をすると
お気に入りができます

1.5~3年の周期で買い替えを! 専門家が教える、枕選びのポイント&注目の最新枕

良い眠りには欠かせない、寝ている体を支える枕。価格も商品の特徴も多岐にわたり、自分に合うものの選び方が分からない人も多いはず。意外に知らない素朴な疑問から、購入の際に知っておくべきポイント、普段のお手入れ方法までをご紹介。

首を休ませるのが、枕の最大の役割。

種類豊富にありすぎて、自分にとってベストな一品を探す条件が分かりにくい枕。

「一番重要な基準は高さです。枕は首を休ませるためのもの。首の骨(頸椎)には、自然なS字カーブがあるので、寝た時にもこのカーブを維持できる、自分の首に合った高さが求められます」(睡眠コンサルタント・友野なおさん)

高すぎれば首に力が入って喉が詰まり、低すぎると頸椎が引っ張られて首の根元に痛みが生じる。さらに寝返りが打ちやすいかという点も、大切にしたいポイント。

「硬すぎると頭の接触面が少なくなるので頸椎に負担がかかります。逆に柔らかすぎると頭が落ち込んで寝返りが打ちにくく、頭も蒸れやすくなります。また、小さすぎたり軽すぎる枕は、寝返りを打つと頭が落ちてしまうでしょう。硬すぎず柔らかすぎないもの、ある程度の重さと大きさがあるものを選びましょう」

ここまでの基本を押さえた上で、以降はさらに細かく枕選びのポイントを解説!

いま使っているもの、本当に合ってますか? 快眠のための正しい枕のエトセトラ。

慣れ親しんだ素材と硬さがいいと思い込みがちだけど、実は、自分の首に合っていないことも…。次に枕を買う際の参考にして。

枕×マットレスの相性も大切。

picture

店頭で試した時は良かったのに、家で使うとイマイチ…。それは、マットレスとの相性が悪かったのが原因。「枕を選ぶ際、いま使っているマットレスの硬さや構造などの詳細をお店の人に伝えると、それに合う枕の素材を提案してくれるはずです。また、マットレスと枕を同じメーカーにするのもいいですよ」

「ストレートネックは枕不要」は間違い!

picture

ストレートネックは頸椎の自然なカーブが失われてしまった状態。「だからといって枕をしないでいると、より症状は悪化します。どんな人でも首に多少のカーブはあるので、その高さに合わせた枕を選び、睡眠中の首を支える必要があります。徐々に枕の高さを上げ、自然なS字カーブに導くこともできますよ」

「硬すぎず柔らかすぎない」が超重要。

picture

一晩に20回ほど寝返りを打つことで血行を促進し、体温を調節したり、体圧の分散も行っている。だから枕を選ぶ際は寝返りが打ちやすいかもチェック。「硬すぎず、柔らかすぎない、頭が20%沈む程度の硬さが理想です。自分では分かりにくいので、お店の人にチェックしてもらうといいでしょう」

「睡眠衛生」が重要に。洗える枕が増えてます。

picture

ウレタン、ファイバー、羽毛、そば殻など、数十種類はあるといわれる枕の素材。「睡眠衛生の大切さが注目されるようになって、洗える素材が増えています。なかでもエアセルパイプという素材は丸洗いができ、通気性、耐久性もあり、ソフトな感触で人気。ホコリも出ず、アレルギーのある人も安心して使えます」

枕は1.5~3年の周期で買い替えを。

picture

重たい頭を毎日7~8時間も支えているので、少しずつ中身がへたって低くなったり、硬くなったりするもの。「耐久性や衛生面を考えると、1年半~3年のタイミングで買い替えするのをお勧めします。ただ、耐用年数には個人差があるので、最近合わないかも、と思った時点をきっかけにするといいでしょう」

枕の寿命を縮めるNG行動してませんか?

picture

枕をクッション代わりに使う人も多いはず。「折り曲げて使うと、枕の中身に片寄りができてしまい、寝心地が悪くなります。普段でも朝起きたらパンパンと形状を整えることを習慣化し、風通しを良くすることを意識していると長持ちします。ピローケースは、長持ちのためだけでなく、衛生面からも必須です」

専門家に聞く! 予算別・注目の最新枕をピックアップ!

新しい寝具のリサーチにも余念がない友野さんが、いま注目しているOVER&UNDER¥5,000の枕を教えてくれた。買う際の参考にして。

OVER ¥5,000

【ロフテー枕工房】9セルピロー ¥44,000

picture

POINT
・頭と首への極上のフィット感
・スムーズな寝返りを追求
・丸洗いOK

通常は5分割のところ、さらに頭と首へのフィット感を上げるため9分割のユニット構造にした、『ロフテー』の最上級モデル。人体の動きや頭部・頸部の形に沿った形状でスムーズな寝返りをサポート。中材はわたとエラスティックパイプの2種。「お値段は張るけど、この寝心地を知ってしまうと他には代えられません。合わない枕を使って整形外科や整体に行くことを考えたら、この程度の投資は惜しまなくていいかもしれません」

オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ