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[妊活] これから不妊治療を考えているあなたへ 素朴なQ&A

「不妊治療」といっても、その治療方法は、原因に合わせてさまざまなレベルのものがあります。妊活を考え始めたばかりの人にとっては未知の世界の不妊治療。ここでは不妊治療にまつわる素朴な疑問に浅田先生が答えます。

ライフスタイル

不安なら「何が不安なのか」をはっきりさせて

ただ、これから治療を始める人に「よくありがちな後悔」はしてほしくありません。不妊治療は、まず、早いスタートが大事。妊娠のしやすさは年齢がいちばん大きく影響し、高齢になってしまうと、まったく健康でなんの問題もない2人が名医にかかったとしても、結果は得られにくくなってしまうからです。

そのためにも、最新の正しい知識を持ち、治療に対して前向きな気持ちになることが大事になってきます。
たとえば不妊治療で薬を使うことが怖いと思うなら、今、不妊治療に使われている薬にはどんなものがあるかを知り、薬の特徴や使う意味をきちんと理解すれば、不安は消えます。薬は、強い薬、弱い薬といろいろあり適したものが選ばれます。体外受精で薬を使うのは、採卵できた卵子の数が多いと出産できる率も上がるので、複数の卵を育てるためです。排卵誘発剤は昔のような重い副作用はまれになりました。

最新の不妊治療がめざしているのは「安全」と「心のケア」

★不妊治療のクリニックには医師のほかに、看護師さんやコーディネーターなど、不妊治療の専門家が、患者さんの悩みを解決すべくサポートしてくれます。

数十年前の体外受精は、赤ちゃんが双子になる例がとても多く、早産にもつながっていました。かつては「妊娠率さえ上がればいい」という行きすぎた面があったのです。でも今は「体外受精は、妊娠率が上がるだけではなく、安全性も高めるべきだ」という考え方が世界的な流れとなっています。

こうした安全性の向上は、すべて技術の進歩に支えられています。
その一例が凍結技術の進歩です。「受精卵(胚)」はいったん凍結保存しておき、翌月以降に、子宮内膜を理想的な状態に整えてから受精卵を子宮に戻すようにすると妊娠率が上がりました。

技術的なことばかりではなく、カウンセラーさんに治療中の精神的な悩みを聞いてもらえる施設が増えたことも不妊治療の進歩といえます。個室で自分の気持ちを話してみると、気持ちの整理に役立ちます。

妊娠したいのに妊娠しにくいのなら、早めに、きちんと説明してくれる信頼できるところを探して、医師やコーディネーターさんに相談してみましょう。個室で自分の気持ちを話してみると、気持ちの整理に役立ちます。だれが書いているのかわからないネットの情報を、1人で眺めているだけでは不安が増すばかりです。不妊治療がどんな体験になるのか。それは、あなたの行動しだいなのです。

■撮影(一部を除く)/河合蘭
■取材・文/長谷川華

▼『妊活たまごクラブ2018-2019年版』は、妊活に役立つ情報が一冊に詰まった妊活スタートブック。

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