action1 おやつを食べる
ありのままの自分でいい…そんな自己受容感を高めるには、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンの分泌を促すアクションがおすすめ。それにはスキマ時間に自分へのご褒美として、おやつを食べると◎。チョコレートでもスナックでも、ちょっとしたもので大丈夫。小さな幸せを感じよう。
action2 デスクの上に好きな小物を置く
これは視覚から幸せを感じるアクション。小物は家族の写真や、好きなフィギュア、植物など何でもOK。仕事でデスクに座っている時は、とかく気持ちが張りつめやすいので、こうした心がほころぶ小物を目につく場所に置いておくとほっこり。安心感が生まれ、不安を遠ざけられる。
action3 手のひらを胸の上に当てて軽く押す
「ありのままの自分を受け入れられますように」という言葉とともに、胸に手を当て軽く圧をかける。このように胸や腕、お腹など安心感が得られる体の部位に手を当てることを「スージングタッチ」という。自分をいたわり、優しく接することで、自己受容感がアップ。
action4 いつも乗らない電車に乗る
ある研究によると、人の脳は「多様性や新規性のある移動」を探知すると、喜びや幸せを感じるという。その仕組みを生かして、いつものルーティンとは違う電車に乗ってみて。意外性のある移動ほど、幸福感は高くなるそう。見たことのない車窓の景色から、たくさんの刺激を受けよう!
action5 緑のものを身に着ける
色には人の心を動かすパワーあり。色彩心理の効果としては、心身の疲れを癒す、穏やかな気持ちになる…などが挙げられる。そんな色のパワーを借りて、リラックスしたい時には緑のアイテムを身に着けよう。洋服はもちろん、アクセサリーなどポイント的に取り入れるだけでも効果抜群。
【イライラ時】イライラ解消には自己効力感が有効。
自分の思うように物事が進まないなど、なんかイライラする…という時は、どんなアクションを取り入れるといいのだろう。
「そもそもイライラした感情は、怒りに変換されることが多いんです。そんな時は“自己効力感”を高めて怒りから解放されましょう。自己効力感とは『自分ならできる』『大丈夫!』と思える感覚のこと。これを育めば、たとえうまくいかないことがあっても苛立たず、また挑戦しようという気持ちになれるのです。アクションは、例えば『ジャンプをする』など、ストレスコントロール力アップに繋がることを取り入れるのがポイント。自己効力感が高まると、プレッシャーにも強くなりますよ」
action1 ジャンプをする
腕を上に伸ばしたら、視線を上げて軽く9回ジャンプ。少し休んで、もう1回大きくジャンプ! このアクションの目的は、心拍数を上げること。心拍数が上がるとセロトニンが分泌され、イライラした気分がリフレッシュ。ストレスが体から抜けていくイメージでジャンプしよう。
action2 おせんべいをバリバリと食べる
食べ物を噛むと脳の血流が促され、脳のメモ帳ともいわれる「ワーキングメモリー」が回復。結果、思考がクリアになって、できることが増えてくる。ひいては自己効力感がアップするので、“噛む”ことは大事。おせんべいなら、バリバリという咀嚼音がストレス発散にもなって一石二鳥。
action3 肩甲骨を回す
自律神経を、リラックス状態の副交感神経優位にするアクション。イライラして高ぶった気持ちを落ち着かせよう。両肩に両手を置き、肘を前から後ろへ大きくぐるぐる回すだけ。これを何度かやればOK。思考がクリアになるので、アイデアを出したい時などにももってこい。
action4 出かける時サングラスをかける
自分に似合うと思うサングラスを選ぶのがポイント。変身願望が刺激され、新しいことに挑戦してみたい気持ちがわいてくるはず。何かやりたいと思ったら、積極的にトライ。一方、サングラスは人間関係に一線を引くアイテムという側面も。人付き合いを少し休みたい時にプラスするのも一手。
action5 リップの色をいつもと変える
自分の趣味や楽しみに時間を使うと、脳の扁桃体が刺激され、思考力が回復。ポジティブな気持ちになってくる。手軽なアクションとしては、リップをいつもと違う色に変えること。鏡を見るたび視覚から扁桃体が刺激されると同時に、自分のために時間を使ったという自負で自己効力感アップ。
中島 輝さん 心理カウンセラー。「自己肯定感アカデミー」代表。独自の自己肯定感アップ法が支持を集める。著書に『毎日みるだけ! 自己肯定感365日BOOK』(SBクリエイティブ)など多数。
※『anan』2024年6月5日号より。イラスト・山中玲奈 取材、文・保手濱奈美
(by anan編集部)