苺や柑橘類をはじめ、旬の国産フルーツを使ったコンフィチュールとシロップの専門店「北野ラボ」が2018年秋、京都・北野天満宮のそばにオープン。カフェでは瑞々しいフルーツや抹茶のパフェ、デザート・プレートが味わえると人気を集めています。
北野天満宮から歩いてすぐ
目を引くかわいらしい外観に心も弾む
お店は、学問の神様・菅原道真公を祀る北野天満宮のご近所さん。御前通を南へ進むとすぐ右手に赤色の小さなお店が現れます。
カウンター席とテーブル席があるカフェスペース
扉を開けると、美しく瓶詰された色とりどりのコンフィチュールやシロップがライトに浮かび上がり、バーのような落ち着いた雰囲気が漂います。
日本には、品種改良の波にのまれて消えつつある原種に近い昔ながらのフルーツがたくさんあります。そんなフルーツを継承していきたいという思いから、オーナーパティシエの吉水直樹さんと檀上尚秀さんが、北は青森から南は沖縄まで全国の農家を訪ね歩いています。そして、現地で出会ったフルーツを農家から直接仕入れ、添加物不使用のコンフィチュールやシロップを作っているのです。
一番人気は、フレッシュな苺パフェ
「苺パフェ」(1620円)
5月末までの期間限定で楽しめるのが「苺パフェ」。たっぷりの苺、ソフトクリーム、ケーキクラム、シュトロイゼル、苺のジュレといった層に、苺と木苺のコンフィチュールが織り込まれているのが、こちらのお店ならでは。苺の魅力が凝縮した主役のコンフィチュールを、よりおいしく味わえるようにと考案された逸品です。
苺の季節が過ぎたあとは、さくらんぼやスイカ、メロン、ぶどうなど季節のパフェに移ろっていくそうですよ。
風味が際立つ抹茶パフェも
「抹茶パフェ」(1620円)
「抹茶パフェ」は、京都を代表するお茶の里・和束の抹茶のなかでも、ほろ苦さと甘さ、風味のバランスがもっとも良い抹茶をセレクト。トップを飾るリーフパイからチョコ、アイス、シュトロイゼル、ケーキクラム、ガトーショコラ……最後はもちもちの抹茶豆腐と、まさに抹茶づくし!さまざまな食感が楽しめ、食べ応えもじゅうぶんです。茶畑が広がる和束町の風景をイメージしたという盛り付けにもご注目。
華やかなデザート・プレートもあります
「茶現郷・和束の緑」(1836円)