カフェ好きやカフェを開きたい人の間で、昔から静かな人気を誇ってきた栃木県・黒磯。近年は一軒、また一軒と新しいお店がオープンし、カフェめぐりを楽しむ人でさらなる賑わいをみせています。
東京から新幹線で約1時間半、在来線だとのんびり約3時間。リゾート地として名高い那須高原にほど近く、春の旅先にぴったり。わざわざ時間をかけてでも行きたい、黒磯の居心地のいいカフェ3店をご紹介します。
パン屋さんが開いたカフェで、おいしいサンドイッチとコーヒーを

自家製ベーコン、ほうれん草、クリームチーズをはさんだ「ポパイプレスサンド」(800円)とクリーミーな「カフェラテ」(ホット500円、アイス600円)
黒磯駅のすぐ前にある人気のパン屋さん「カネルブレッド」がお隣に開いたカフェが、こちらの「イリス ブレッド&コーヒー」。フードメニューには、すべてカネルの焼きたてパンを使っています。近くの農場で採れたオーガニック野菜や那須のチーズなどを使用し、ハムやベーコンはなんと自家製。自然豊かな黒磯ならではの「パンのおいしい食べ方」を提案してくれます。

木のぬくもりに包まれる店内。時間を忘れてくつろげる

オーダーされるごとにカウンターでドリップ
コーヒーには、シドニー発祥のコーヒーロースター、シングルオー・ジャパンの豆を使用。豆に合わせてドリップされたコーヒーが、こだわりのパンの風味を引き立てます。
ドリンクをオーダーすれば、イートイン感覚でカネルのパンの持ち込みもOK。ふらりと立ち寄りテイクアウトで利用する地元の人も多く、黒磯駅前の賑わいの拠点になっています。
Iris BREAD & COFFEE(イリス ブレッドアンドコーヒー)
思わず笑顔がこぼれるデリとスイーツをいただきに

古い建物を店主自ら改装。木やレンガを使って、絵本に出てくるようなナチュラルな空間に
「デリ&ベイク ハルテ」は、昨年6月にオープンしたデリカテッセンスタイルのカフェ。並んでいるデリの中から好きな主菜を1品、副菜を3品選び、ひとつのプレートに盛り付けてもらいます。定番のメニューはあえて作らず、季節の食材に合わせて月ごとにチェンジ。地元の野菜をふんだんに使った体に優しいお惣菜がバランスよくそろいます。
口コミやSNSなどで評判が広がり、今や開店前から行列ができる人気店に。「お客さまをお待たせすることのないように…」との思いから、オープン直後のランチタイムのみ予約制となっています。

ランチタイムの「4品DELIプレート」(1200円)。古代米のご飯、お味噌汁、小鉢がセット

那須の卵と牛乳を使ってふんわりと焼き上げた「シフォンケーキ」(530円)