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忙しくて朝食は抜きがち? そんな人はある病気にご用心

ライフスタイル

朝食を抜くことで病気を増やしてしまう?

ぎりぎりまで寝ていたいからとか、朝は忙しいからと、朝食は抜いてしまいがち。でも、カロリーを減らせて、ダイエットにはよいかもと言われることもあります。一方で、朝食を抜くと、結局太ってしまうと言われることもあります。
最近、朝食をスキップすると増える病気についての研究が発表されました。その病気とは、日本全体で1000万人がかかる、いわば国民病の「糖尿病」です。
糖尿病とは、体の中でインスリンという血糖値を下げるホルモンがうまく出なくなったり、効きにくくなったりする病気です。皮下脂肪が増えるなどの影響から起こります。
これまでの研究から、糖尿病につながる生活習慣のひとつとして朝食抜きがあるのではないかと考え始められており、このたびドイツの研究グループが朝食のとり方と糖尿病との関係について調べた2017年8月までの6つの研究のデータを使って分析を行いました。
研究の対象になった9万6175人、このうち糖尿病になったのは4935人です。ここから朝食をスキップする頻度と、糖尿病との関係を分析しました。

週4〜5日抜くのは一番よくなさそう

結果として、やはり朝食を抜くと、糖尿病は増えそうであることが判明しました。膨大なデータを分析したところ、朝食を抜いたことがある人は、そういう経験がない人と比べると糖尿病は33%増えるという関係があったのです。朝食を抜くことで、太ってしまうような人は、朝食を抜いてもさほど太らないような人よりも、糖尿病になりやすいことがわかりました。
さらに、研究グループは朝食を抜く頻度についても調べていますが、朝食を抜く頻度が高い人ほど、糖尿病は増えそうなので注意が必要になりそう。朝食を抜く日が週に4〜5日の人は、朝食を抜くことがない人よりも糖尿病は55%増えることがわかりました。
なかなか朝食を食べる余裕がないという人も、こんな研究も参考に食生活を見直すきっかけにしてもよいかもしれません。

<参考文献>
Ballon A et al. Breakfast Skipping Is Associated with Increased Risk of Type 2 Diabetes among Adults: A Systematic Review and Meta-Analysis of Prospective Cohort Studies. J Nutr. 2019;149:106-113. doi: 10.1093/jn/nxy194.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?30418612
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