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太っているのを馬鹿にされると太る? 環境を変えるのが吉のことも

美容

15年にわたる追跡調査の結果とは?

生活習慣が乱れたり、運動する時間が取れなかったりすると、どうしても体重が増えてきてしまいます。なんとかしなければと思いますが、ずるずると時間ばかりが過ぎてしまうことがあります。だいたい自分が一番よくわかっているものです。人から、体型のことなどを指摘されると、意外と心にグサリとくるものかもしれません。

今回、調査したのは米国国立衛生研究所(NIH)の研究グループ。太っていることをからかわれるとどんな影響があるのかを、15年間にわたる追跡調査によって調べています。
対象となったのは、体重が標準より重い傾向のある子ども、または両親が太りすぎ、または肥満である子どもで、合計で110人。調査が始まったときの年齢は平均11.8歳。女の子は55%でした。

研究グループは、研究が始まった段階で、太っているのをからかわれたりいじめられたりしたかどうかに関する6項目のアンケートを実施。そのうえで、身長や体重、体脂肪率などを測り、毎年1回の測定を続けました。
追跡調査の中で、体重のことでからかわれた経験が、その後のBMIや体脂肪にどう影響するのかを分析したのです。

毎年平均33%もBMIが増加

研究の結果、体重のことでひどく馬鹿にされたことがある子どもは、そのような経験がない子どもに比べて、毎年BMIの増加が平均33%多いという結果になりました。からかわれる経験は悪い影響があるわけです。体脂肪の増加も91%多く、増加のペースはほぼ2倍という結果です。

研究グループの推定としては、馬鹿にされることで、やけ食いや運動をしなくなるなどの変化が起きてしまうのではないかといいます。悔しいからとダイエットに励めるかといえばそうではなく、自暴自棄になる傾向が出て、太りやすくなってしまうようなのです。また、医学的に見ると、ストレスの影響で、「ストレスホルモン」とも言われるコルチゾールが増えて、体重増加につながってしまった可能性もあるそうです。

ダイエットを考えるときには、このようなストレスの面から、対処することも大切なようです。太っていて、そのために人の言葉でいやな経験をしたという人は、環境を変えるなど、ストレスをコントロールすることを考えてもよいのかもしれません。

<参考文献>
Being teased about weight may lead to more weight gain among children, NIH study suggests

https://www.nih.gov/news-events/news-releases/being-teased-about-weight-may-lead-more-weight-gain-among-children-nih-study-suggests

Pediatr Obes. 2019 May 29:e12538. doi: 10.1111/ijpo.12538. [Epub ahead of print]
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31144471

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31144471
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