猫が怯えているとき、どのようなしぐさや行動を見せるか知っていますか? 猫は言葉を話せないため、飼い主さんが気づいてあげたいですよね。
この記事では、「猫が怯えているときに見せる行動」「怯えているときの表情」について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
猫が怯えやすいシチュエーションについても紹介するので、飼い主さんは覚えておいてくださいね!
猫が怯えているときに見せる行動6つ
猫が怯えているときには、次の6つのような行動を見せます。
①腰を低くして歩く
体を小さくして、腰を落として慎重に歩く様子が見られます。用心深くそろそろ歩いていたり、逃げるように速足のことも。
②身を潜める
身を潜めるようにどこかへ隠れることがあります。たとえば、家具の裏や下、物置や押し入れなど、飼い主さんが見つけにくい場所へ入り込み、しばらく出てこなくなることも。
③震える
腰を落として四肢でしっかり体を支えて、すぐに逃げられるような体勢を取りながら震えています。
上記の①〜③のような行動をとっている猫に近づくと、突然思いもよらない行動をすることも。下記の④〜⑥で解説します。
④威嚇する、または唸る
怯えて警戒心が強くなると「ウーッ!」と唸ったり、「シャーッ!」と威嚇をしてくることが。また、緊張状態になると「アーウン、アーウン」と何度も叫ぶように鳴き続けます。
⑤落ち着きなく走り回る
怯えるあまりにパニックを起こすと、猫は落ち着きなく走り回ることがあります。家具に衝突したり、地面で滑って転倒したりと、まわりが見えなくなっていることも。