自然×アイヌ文化×デジタルアートの体験型観光として誕生した、「阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」が2019年7月5日、北海道・釧路市の阿寒湖畔に誕生しました。
自然×アイヌ文化×デジタルアートの体験型観光として誕生した、「阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」が2019年7月5日(金)、北海道・釧路市の阿寒湖畔に誕生しました。
「阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」とは?
Moment Factory社がその土地の文化と自然をもとに創り上げる、体験型観光コンテンツ「ルミナ・ナイトウォーク」シリーズの世界10作目となるのが、この「阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」です。
この「カムイルミナ」はアイヌの人々との共同制作によって創りあげられた、体験型ネイチャーデジタルアートです。この体験では、夜の阿寒摩周国立公園の森を、アイヌ文化がもとになったストーリーを歩きながら楽しむことができます。
「KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」の舞台
舞台は、北海道・釧路市「阿寒摩周国立公園」。日本一酸素濃度が高い地として知られており、アイヌ文化とともに成長してきた歴史を持つ、重要な土地。このコースは夜だけでなく日中も歩いて楽しむことができます。夜とは違った神秘さを体験してみるのもアリかも…?
「KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」オリジナルストーリー
アイヌの世界では動物に対する、大切な儀式や作法が存在します。それをないがしろにした人間たちにアイヌの神である、カムイは怒り、人間界と隔絶してしまいました。しかし、村の守り神のシマフクロウは、人間たちにチャンスを与えるために小鳥のカケスにカムイへの伝言を頼みます。
しかし、カケスは森一番の歌声を持ちながら、リズム感が全くないのです。人間たちの助けがなければカムイに伝言を届けることができません。さぁ、皆さんでカケスのサポートをしながら神秘の森の冒険を始めましょう。
「KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」コース紹介
森の入り口~ENTER THE FOREST~
この森の入り口で、冒険の道しるべとなる「リズムスティック」を手にします。この「リズムスティック」はアイヌの杖をモチーフに作られており、暗い夜の道を照らし、リズムを刻む、大切なアイテムとなっています。
ゾーン1「守り神~THE PROTECTOR~」
ここでは、村の守り神のシマフクロウが登場し、飢饉が訪れた人間界をカムイに救ってもらうために、カムイにメッセージを届ける使者を探しています。
ゾーン4「マリモのメッセージ」
このエリアに到着すると、まず目に入るのが阿寒湖の天然記念物、「マリモ」です。この湖のほとりのマリモの森から、茂みの間を覗くとそこには神秘に満ちた、月明かりと満天の星空が参加者を包み込みます。
ゾーン5「カムイの世界~LAND OF THE KAMUY~」
いよいよ、カムイの世界に近づいてきた参加者たち。次第に辺りは幻想的な空間に包まれ、人間界を離れていくのがわかります。「リズムスティック」を頼りに奥へ奥へと進みましょう。
ゾーン6「警告~A WARNING~」
エネルギーのホットスポットと呼ばれる、泥火山の「ボッケ」のエリアに、カムイからの警告が響き渡ります。「ボッケ」の硫黄臭が嗅覚を刺激し、究極の没入感を演出しています。
ゾーン7「リズムにのせて~A COLLECTIVE RHYTHM~」
カムイの教えを心に刻み、進んでいくとその先にはフクロウが。カムイの教えを伝え、動物たちの魂を人間界に戻すために、リズムスティックを使い、返事をリズムで刻みましょう。