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海女さんからサケの遡上まで!? 水族館プロデューサー・中村元さん推奨“学べる“水族館

旅行・おでかけ

水族館の展示・解説をしっかりと読み込んだことのある方、どれくらいいるでしょうか。魚の名前や生態に興味を持っても、魚類学や生物学といった難しい解説はなかなか頭に入ってこないですよね。ところが、全国の水族館の中には文系女子にこそ興味を持ってもらいたい、その土地ならではの文化を学べる水族館があるんです。今回はそんなひとクセも、ふたクセもある独特の展示で、自然と学べる水族館を選んでみました。

Text&Photo:中村元(水族館プロデューサー)

①琵琶湖にこだわる日本最大級の淡水水族館「琵琶湖博物館」(滋賀県)

「琵琶湖博物館」の中の水族展示ゾーンは、淡水水族館としては日本最大級! 琵琶湖水系にこだわった展示が特徴です。深い湖底から琵琶湖を借景にした葦原の美しい水槽など、日本の原風景を思わせる様子が人気を集めています。

なにより、琵琶湖畔に住む人々の生活へのこだわりがあり、水槽に舟や桟橋があったり、川の水槽には梁漁の仕掛けがあったりとこの土地の文化まで学ぶことができます。さらには滋賀県特有の川魚専門の魚屋さんがリアルなサイズで展示され、なんと鮒寿司の匂いまで嗅ぐことができるんです。

◆琵琶湖博物館
住所:滋賀県草津市下物町1091
電話番号:077-568-4811
営業時間:9:30~17:00(最終入館16:30)
休館日:月曜日(休日の場合は開館)

②スタッフの思いがあふれる展示と解説「竹島水族館」(愛知県)

古い! 小さい! お金が無い!と三拍子揃った老朽弱小水族館ながら、全国に名が通る人気なのが「竹島水族館」。その秘密のひとつは、地元の深海魚漁師さんとスタッフの関係による日本最多の深海生物展示。なかでもタカアシガニの大きさは特筆モノです。

さらに、他の水族館では珍しい、観覧者が解説を一心に読む光景を見ることができるのも特徴的。奇怪な深海生物の食レポや、魚の立場から書かれた「魚歴書」など、スタッフ手描きの解説が水槽よりも主役になっているほどです。科学的であることよりも、生物への愛情をふくらませてくれる解説が好評で、女性ファンがとても多いんです。

◆竹島水族館
住所:愛知県蒲郡市竹島町1-6
電話番号:0533-68-2059
営業時間:9:00~17:00
休館日:火曜日、年末

③海女さんを展示する「志摩マリンランド」(三重県)と「もぐらんぴあ水族館」(岩手県)

海女漁が最も盛んな地域である鳥羽・志摩で、その伝統的な海女漁を展示したのが「志摩マリンランド」。本物の海女さんが手縫いの白い海女着と海女用の磯眼鏡姿で水槽に潜ると、海女さん独特の呼吸法・磯笛の音まで聞こえてくる、まさに生きた文化財展示です。

土日・祝日など限定ではありますが、岩手県の「もぐらんぴあ水族館」では“北限の海女”として有名な久慈市の海女と、潜水作業「南部もぐり」の潜水実演を水槽で行っています。いずれもNHKドラマ「あまちゃん」で知られているので、このショー目当ての人も多く訪れます。

◆志摩マリンランド
住所:三重県志摩市阿児町神明723-1
電話番号:0599-43-1225
営業時間:9:00~17:00 ※季節により異なる、最終入館は30分前まで
休館日:年中無休

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