過ごしやすく虫の少ない秋こそ、キャンプを楽しむ絶好の季節。今回は、アウトドア初心者や大人女子にもぴったりなラグジュアリーキャンプが叶う、全国のグランピング宿4軒をご紹介します。
編集部 / Hanako編集部
1.〈山みず木〉/四万十
四季折々の色彩を楽しませる木々や清流の風景が自慢の高知県西部。そんな土地を旅するなら、普段と少しだけ気分を変えて自然に寄り添う宿を選びたい。
日本随一の清流と名高い四万十川が太平洋と交わる河口にたたずむ〈山みず木〉はとてもユニークな温泉宿。
約5万坪という広い敷地内に温泉、カフェ、宿泊棟、キャンプサイト、有機栽培の農園を備え「自然と人とのバランス」を追求する、独自のスローなステイを提案する。注目は、アウトドア初心者の女性から予約が殺到しているというグランピング施設。すでに設備が整えられた快適なテントは、インドアかアウトドアかの選択が可能。
暑すぎず寒すぎない春か秋、中でも虫の少ない11月頃がグランピングに最適。
約1,000坪の広さの展望ホールに、3つのインドアグランピング棟。四万十川を望む専有テラス付き。
屋内のグランピングはベッド、エアコン、冷蔵庫、ラウンジチェアなどがそろいホテル並みの快適さを確保。
夕食はBBQか和食膳をチョイス。どちらも地元の食材が中心。
農園や地元の滋味深い食材を集めたBBQをしながらの女子会も楽しめる。
地下800mから汲み上げた温泉水を地元の間伐材で温める。とろみがあり肌荒れやアトピーに効果的。
四万十川を見下ろす露天風呂で源泉かけ流しの湯に浸かり、虫のオーケストラを聴きながら眠りにつく。完全完備のラグジュアリーホテルとは一味違う、思い出深い夜になるだろう。
〈山みず木〉のある四万十市のお隣は、四方を山に囲まれた三原村。ここはおいしいお米とどぶろくの里として知られている。自家栽培のお米で仕込んだどぶろくを、村内7軒の農家が作る。それぞれの農家が営む民宿や食堂で提供されるほか、お肌ツルツルの「どぶろく風呂」も。里帰りのようにのんびりとした時間を満喫したい。
〈山みず木〉
■高知県四万十市名鹿432-10
■0880-31-9160
■グランピング7棟(アウトドア4棟、インドア3棟)、宿泊棟5棟、キャンプサイト
■グランピング1棟2名利用(2食付)14,490円~
■www.yamamizuki.net