丸の内初のオフィスビルとして1894年に竣工した〈三菱一号館〉が、美術館に生まれ変わって来年で10周年。館内のどこにいても街の歴史と芸術に触れられる文化施設を、気軽に楽しもう。
編集部 / Hanako編集部
〈三菱一号館美術館〉丸の内の歴史を後世に伝える文化施設。
英国人建築家、ジョサイア・コンドルが設計し、丸の内発展の起点となった〈三菱一号館〉を可能な限り忠実に復元。街をより豊かにする「都市型美術館」として2010年に開館した。建物と同時代の19世紀の近代美術を中心に展覧会を開催。
廊下からは一号館広場と外装がよく見える。
明かり取りにした透かし模様が美しい鉄骨階段。
中央階段の照明は当時のガス灯を復元。
中央階段の手すり。右から2本目は竣工時のものを再利用している。
英国の様式美を感じさせる南側廊下。
建物も隅々まで鑑賞したい。
〈三菱一号館美術館〉
■東京都千代田区丸の内2-6-2
■03-5777-8600(ハローダイヤル)
■10:00~18:00(祝を除く金、第2水、会期最終週の平日は~21:00、入館は閉館の30分前まで)、カフェ11:00~22:00LO、ストアは美術館に準ずる 月休(カフェは不定休)
〈Café 1894〉明治の景色に思いを馳せて趣あふれる空間でのんびり。
当時の風景を彷彿させる銀行時代のカウンター。そろばんモチーフの装飾が素敵。
銀行営業室だった場所を復元したミュージアムカフェ・バー。