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泊まれる文化財、東京駅舎内〈東京ステーションホテル〉へ。名物の赤レンガ色カクテルも要チェック!

旅行・おでかけ

5年の歳月を経て生まれかわった街のシンボル。

美しい駅舎はいつ見てもため息もの。2017年12月に完成した広場は、行幸通りと同じデザイナーが手がけた。

東京駅開業の翌年、1915年に誕生した〈東京ステーションホテル〉。名前が示す通り、東京駅舎内にあるこちらのホテルは、創業から100年あまり、東京駅とともに歴史を刻んできた。

宿泊者専用の空間「アーカイブバルコニー」は、復原の目玉であるドームのレリーフを近くで見られる特等席。クレマチスや大鷲、干支のレリーフなどを配し、忠実に再現した。

南北にドームを擁する全長335m、3階建ての赤レンガ造りの壮麗な建物は、「東洋一」と称えられたが、第二次世界大戦の空襲により3階部分と屋根などを焼失。ホテルは休業を余儀なくされた。戦後、駅舎は2階建ての八角屋根の建物に復旧され、ほどなくしてホテルも営業を再開。以来、多くのゲストを日々迎え入れ、江戸川乱歩や松本清張ら文豪たちにも愛されてきた。

2003年、東京駅丸の内駅舎は国の重要文化財に。駅舎の保存・復原工事のために、ホテルは一時休館し、駅舎がかつての姿を取り戻した2012年、再開業した。

ホテルの広報によると、丸の内駅舎は高層ビル化する計画もあったが、反対の市民運動が後押しとなり、保存が決定。駅舎の工事は保存した部分と新しく復原する部分を調和させることに最も心を砕いたそう。史料をもとに調査と検証を緻密に行い、当時の素材や工法をできる限り使って、約5年をかけ、のべ78万人の職人の手仕事で完成させた。

クラシカルな客室でくつろぐ。

全長335mの駅舎だけに廊下の長さも特徴的。ギャラリーを楽しむように歩いてほしいと、額縁風の装飾を施した白壁に、東京駅の古写真や鉄道ポスターなど約100点を飾る。

時間と情熱を注ぎ、人々の思いをのせて甦ったこの文化遺産に宿泊できるのは、〈東京ステーションホテル〉だけの特権だ。内装はこれまでの重厚なものから、クラシックなヨーロピアン調に改装し、端正な駅舎との調和をはかった。

メゾネットやドームビューなど、高い天井と建物の形を生かした、多彩な客室を用意。客室にある原稿用紙モチーフのメモは、多くの文豪に愛された歴史にちなむオリジナル品。

フランスの香水ブランドとコラボしたアメニティが10月から登場。ホテルの伝統を表した気品ある香りに包まれて至福の時間が過ごせそう。香水付きのクリスマス宿泊プランも。

赤レンガ色のカクテルを堪能。

駅舎中央屋根裏を利用した、ゲストラウンジ。天井高最大9mの開放的な空間で味わう朝食ブッフェは格別。

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