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どんな魔法!?「食材を入れるだけで料理ができる鍋」徹底比較しました!

レシピ

おすすめの電気調理鍋として幾度となくシャープの「ヘルシオ ホットクック」をご紹介してきましたが、果たして無条件で購入していいのか? と思っている方も少なからずいらっしゃることでしょう。そこで、編集部ではパナソニックの電気圧力鍋とのガチンコ対決を行なってみました。

高草真幸/Test by 家電批評編集部

高級調理家電を買うならヘルシオで間違いない?

『家電批評』編集部は、過去のおすすめ製品の実力を改めて見直してみることにしました。今回、見直しのターゲットとなったのはシャープの調理家電「ヘルシオホットクック 」です。

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「ホットクック 」の実力をいま一度見極めるべく、ライバル製品とのガチ比較を行いました。今回、ホットクックのライバルとして選出されたのはパナソニックの「電気圧力なべ SR-MP300」です!

「ヘルシオ」or「ライバル機」見極めるべきは得意分野です!

比較結果の前にシャープ「ヘルシオ ホットクック」とパナソニック「電気圧力なべ SR-MP300」のおおまかな特徴をご紹介したいと思います。

どちらもザックリ括ると「電気調理鍋」ですが、特徴や得意とすることが異なります。なので、単純に値段やデザインだけで選んでしまうと「なんか違う……」となりかねないのでココは要チェックです!

加圧調理はできないけど、カンタン手間いらずな「ヘルシオ ホットクック」

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シャープ
ヘルシオ ホットクック
KN-HW16D
実勢価格:4万6000円
サイズ:W364×H232×D283mm
重量:5.5kg
電源コードの長さ:約1.6m(マグネットプラグ方式)
電源:交流100V 50-60Hz 共用
最大予約設定時間:15時間
メニュー集掲載数:145(自動メニュー126/手動メニュー19)

ほっとくだけで料理ができると人気の「ヘルシオ ホットクック」。外出前にセットしておけば、帰宅時に出来立ての料理が食べられます。無線LAN機能搭載で外出先から予約の変更したり、クラウドから新しいレシピを入手することもできます。

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ホットクックには「まぜ技ユニット」というものがあり、料理や加熱状態に応じて、適度な力で自動でかき混ぜを行なってくれます。この自動かき混ぜ機能のがあるおかげで、ほったらかし調理が可能になるんです。

またホットクックは無水調理や低温調理、発酵食品作りにも対応しています。しかし「圧力鍋」ではないので、厚みのある肉や骨の多い魚の調理に関しては圧力鍋の方が優勢だと感じました。

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ビーフカレーは材料を入れてボタンを押すだけで、見た目も味もバツグンに仕上がりました。

圧力鍋に比べると調理時間は長めですが、予約調理ができるので、外出前に材料と時間のセットが可能ならば調理時間の長さはあまり問題ではないかもしれません。

※すべてのメニューが予約調理できる訳ではないので、その点はご注意ください。

ちなみに2019年7月に後継機の「KN-HW16E」が登場しましたが、Wi-Fiの接続方法などチョットした点が変わっただけで、機能面に大きな違いはないようです。現在は、こちらの方が安くなっています。

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シャープ
ヘルシオ ホットクック
KN-HW16E
実勢価格:4万680円
サイズ:W364×H232×D283mm
重量:5.5kg

加圧で煮豚トロトロ♪ひと手間かけたい派はパナソニックの「電気圧力なべ」

つづいて、編集部がホットクックのライバル機として選出したパナソニックの「電気圧力なべ SR-MP300」の特徴をご紹介します。

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パナソニック
電気圧力なべ SR-MP300
実勢価格:2万5722円
サイズ:W292 × H270 × D278mm
重量:3.6kg
電源コードの長さ:約1.0m
電源:交流100V 50-60Hz 共用
圧力:70kPaゲージ圧(約115℃)
満水容量:3.0L
消費電力:約700W
最大予約設定時間:12時間(自動調理の一部のみ)

パナソニックの「SR-MP300」は“電気圧力なべ”なので、煮込み料理などが比較的短時間でおいしく作れます。ホロホロの煮豚や、骨までやわらくなった魚が気軽に味わえます。

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「サバみそ」は身がしっとりして、味染みも最高! 和食屋さんで出てくるようなレベルの仕上がりになりました。

SR-MP300には自動調理機能が付いていますが、対応しているメニューは「カレー」「肉じゃが」「角煮」「ヘルシースープ」「玄米」「黒豆」「甘酒」の7種類のみです。なお、この7種に関しては予約調理も可能です。

しかし「自動調理機能」と言っても、カレーはホットクックのように材料を全部入れてスイッチひとつで……という訳にはいきませんでした。具材を加熱したあとフタを開けてルーを投入し、手動でかき混ぜるという作業が必要でした。

でも短時間でじっくり煮込んだような料理が作れるので、帰宅後にパパッと調理できる電気鍋が欲しい方や、自分で仕上がりの調整やアレンジをしたい方にはおすすめです。また電気式で気軽に使えるので、圧力鍋デビューにも打ってつけです!

シャープ「ヘルシオ ホットクック」、パナソニック「電気圧力なべ SR-MP300」の大まかな特徴は以上の通りです。それでは比較テストの結果を詳しくみていきましょう。

どっちが美味しく仕上がる?4種の料理でガチ比較

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「煮豚」「鶏胸肉のサラダチキン」「カレー」「サバみそ」の4種類を作り、その仕上がりをプロの料理家のお二人に評価していただきました。

調理テスト1「煮豚」

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【ヘルシオ ホットクック】
調理時間:83分25秒

「手動で作る」→「スープを作る」で煮汁を作った後、煮込み1時間コースで調理。仕上げにに煮汁の「煮詰め」を行いました。

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豚肉はやわらかく、味もよく染みていましたが、肉汁が出てしまってややパサつきがありました。

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電気圧力なべ SR-MP300
調理時間:66分15秒

「手動調理」→「圧力調理」で20分加圧。その後、取り出せる状態になるまで30分放置しまし、仕上げにに煮汁の「煮詰め」を行いました。

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圧力がかかっているので豚肉がとてもやわらかくしっとりしていて、口の中でお肉がホロホロとほぐれました。味もよく染みていました。

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