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[台湾情報]アールデコ調にリノベーション。台中で絶大な人気を誇るデザイナーズホテル。

旅行・おでかけ

台中きっての人気スポットといえば、日本統治時代、眼科だった建物をリノベーションしたスイーツ店「宮原眼科」。台湾のリノベーション・ブームの火付け役でもあります。SNS映えが重視される昨今、新旧の魅力が混在するリノベーション物件のポテンシャルは絶大です。おしゃれスポットが続々と誕生している台中で、絵になるホテルとして話題なのが「1969藍天飯店 Blue Sky Hotel」。館内すべてがフォトジェニックなホテルの全容に迫ります。

今、最もホットなデザイナー集団がリノベーション。

リノベーションによって別業種に変わる物件が多いなか「1969藍天飯店」は、かつての姿もホテルでした。今から50年前に「藍天飯店」としてオープンし、地域の栄華と衰退を見守り、2016年に「1969藍天飯店」として生まれ変わりました。その際、オーナーが手を組んだのは、宮原眼科や第四信用合作社のリノベーションを手がけたデザインチーム。彼らの手腕により、国内外の旅人たちが、こぞってSNSにアップする、超人気ホテルとなりました。

旅人の歴史が刻まれた198個ものトランクがお出迎え。

融合と創造というコンセプトのもと、デザイン上の根幹としたのは、この土地の文化や歴史、アールデコに代表される古典的なエッセンス、インダストリアル調の機能性。館内には、これらの要素があふれています。最も象徴的なのが、エントランスホール。吹き抜けのホールを彩るステンドグラスは、イタリアの教会で使われていた100年もののアンティーク。そして、モダンなシャンデリアの光が照らすのは198個ものトランク。色も素材も時代もさまざまなトランクが壁一面に積み上げられている様は圧巻です。“ここに来るまで、どんな旅路を経て、何を見てきたのだろう……”と想像せずにはいられないトランクの壁を見上げていると、しばし時を忘れ、その場に立ち尽くすことでしょう。

時代感あるインダストリアル・パーツをクールにリメイク。

古き良き台湾をイメージさせるのが、フロントのインテリア。鈍く光る金属製のカウンターは、廃ボイラーをリメイクしたもの。壁には古い配電箱のプレートを配し、さながら古い工場の機械室のよう。また、エレベーターの階数表示板は、ローマ数字の指針式。このレトロなエレベーターは台湾では2台しかないもので、「1969藍天飯店」が体現する特別感の象徴でもあります。

こだわりの備品が醸し出すのは、レトロモダンの美しさ。

インテリアへのこだわりは、客室に入ると一層色濃いものに。元の建物の構造や特徴を活かし、古びたハリや天井、赤レンガの壁などはあえて露出。備品類はレトロなインダストリアル・テイストでまとめられています。黒電話、自転車のサドルとハンドルで作られたハンガーラック、職人が手作りしたアルミ桶のダストボックスなどなど……台中の地場産業と20世紀の偉大な芸術家であるピカソへのオマージュを象徴するアイテムが配されています。

瀟洒なバスルームは、デザイナーズホテルならでは。

型板ガラスに黒い格子を大胆に配した窓、猫足のバスタブ、マジョリカタイルを敷き詰めた床……バスルームもとびきりおしゃれです。洗面台には立体的に交差するボックスに入ったアメニティ、切り子細工のグラス。隅々まで趣向を凝らした設えに、嘆息せずにはいられません。どこを切り取っても絵になる美しさです。

台中のアートシーンの熱さを感じる作品がそこここに。

地元のアーティストに作品発表の場を提供していることも「1969藍天飯店」が台中の文化を牽引する拠点たるゆえん。各階のエレベーターホールや廊下をはじめ、3階のレストラン「藍天美饌餐廳」にも作品を展示。数え切れないほどのアートがパプリックスペースに彩りを添えています。

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