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子どもが他人にケガをさせてしまった…。個人賠償責任保険とは?[パパFPの「子どもとお金」]

子育て

この連載は……

ファイナンシャルプランナーで3人の男の子パパ、福本眞也さんが、子育てしていくうえで避けて通れない「お金の話」をわかりやすくご紹介。子育てに役立つお金の専門知識を、福本さんが子育てしていくなかで感じるリアルなエピソードを交えながら綴ります。

vol.23 被害者を経済的に守ってくれる個人賠償責任保険

こんにちは。3人の息子の子育てが生きがいのパパFPです。

子どもが他人にケガをさせてしまった…その時、あなたはどうしますか?

子どもが自転車で他人にぶつかりケガをさせてしまったら、子どものケガのことも、ケガをされた相手の方のこともダブルで心配です。子どもであっても自転車のスピードは相当出ますし、金属フレームで出来た自転車は車と同様に凶器に変貌してしまいます。

自転車で出掛けた三男が慌てた様子で電話をかけてきました。

「父さん、じ、じ、事故してしまったんだ。」と半べそをかいています。

「落ち着いて。相手の人はケガしていないの?」

「わからない。」動揺していて答えになりません。

「君は大丈夫なの?」

「わ、わからない。でも、腕と足が痛い。」

「わかった、とにかく直ぐそこに行くから待っていなさい。」

「うん、わかった。早く来て」

一目散に自転車で現地に向かいました。おそらく3~4分で到着すると、通りがかりの方々がケガをされたご婦人と三男を介抱してくれていました。本当にありがたかったです。
先ずはケガをされた方に心からお詫びをし、ケガの具合をお聞きしたところ、ご本人もあまり覚えていらっしゃらない様子です。ただ、私が到着した時には既に右頬に大きな絆創膏を貼られていて、そのフチから紫がかった青あざが拡がっているのが見えました。右手で地面をつかれたのか手首の痛みを訴えられました。
さすがに私自身も動揺していましたが、極力冷静になれるよう心掛け、ケガをされた方のご了承を得て救急車を呼び、その到着を待つ間に警察にも連絡を入れました。お名前、お住まい、ご年齢をお聞きすると、ご近所におひとりでお住まいの私の親と同世代の方でした。
待つこと7~8分で救急車が、その直後に警察も到着しました。意識はハッキリされていたので、救急隊員の方と警官が同時に体調を伺いながら現場検証が行われました。その間に妻を呼び三男のケアを任せ、同意を得た上で救急車に同乗し病院まで同行させていただきました。

病院に着くとすぐにCT検査が始まり、私には何ができるのか一生懸命考えましたが、ケガをされた方への申し訳なさと、ケガが少しでも早く完治し、元の生活に戻っていただけることを祈ることしかありませんでした。
ご家族のご到着と検査結果を待つ間に、ふと、個人賠償責任保険に加入していることを思い出し、保険会社に連絡したところ、完治されるまで経済的補償がされることを確認できました。

いくつかの検査の結果、右頬と右ひざの打撲が認められましたが、幸い脳に異常は認められませんでした。これで全てが終わるわけではありませんし、納得していただこうとも思っていませんが、経済的補償は、ケガをされた方が安心して治療に専念していただけるものだと再認識もできました。被害を受けておられても、ケガをさせた三男に対して、「完治するまで気になって心配されますよね」とお気遣いの言葉までいただけた方でしたから、もし、私が個人的に補償をするとわかると、ご遠慮された面があったかも知れません。

個人賠償責任保険は、火災保険、自動車(任意)保険、共済保険などに特約として付加できますし、ネット系では自転車保険に含めて単独で加入できるものもあります。保険会社によりますが、子どもだけでなく、ペットも含めたご家族全員(別居の未婚の子どもを含む)の日常生活における事故が対象になります。
日頃から他人にケガをさせないように気をつけることが重要ですが、子どもの行動は想定外のことが起こりがちです。特に自転車に乗る機会の多いご家族がいらっしゃる方はご検討されると良いと思います。

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