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中学受験は親子でできる共同作業?親のかかわり方とは。[今から知っておきたい中学受験のイロハ]

子育て

男の子の場合は、女の子よりも精神的な成長がゆっくりなので、自分で選択することが難しいことがあります。その場合も、全部でなくても「ここは子どもが自分で決めた」という場面 をつくってあげるといいでしょう。たとえば、「AとBならどっちがいい?」と選択肢を絞って決めさせる。日々の勉強でも、「算数を30分しなさい」ではなく「算数は何分やる?」と聞いて、子どもが決める。そうすることによって、子どもの自信になりますし、モチベーションにもなります。

親は 伴走者に徹する

受験をするのは、親ではなく子どもです。親は、あくまでも子どもの伴奏者という意識をくずさないようにしてください。

模擬テストの結果に、子どもと一緒に一 喜一憂するようではいけません。かといって、やみくもに励ますのも違うと思います。

伴走者として大事なことは、事実を観察すること。何ができていて、何ができていなかったのか。うまくいっていないことには、必ず理由があります。単純なミスなのか、本当に理解していないのか、子どもと話しながら一つひとつつぶしていく。わかっていないのなら、「塾で先生に聞いてきて」と促す。

勉強を教えるのは塾に任せて、親は時間管理や、子どもが勉強に向かう環境 づくりなど、マネジメントに徹しましょう。

「今日、塾でどんなことを勉強したの?」「この問題、ママにも説明して」と聞いてあげるのもいいでしょう。1日3分でかまいません。「へえ、そうなんだ。すごいね~」と聞いてあげれば、子どもは喜んで 説明 してくれます。人に説明 することで、自分の理解が深まりますし、わかったつもりでわかっていなかったことに気づくこともできます。

中学受験はゴールではない

言うまでもなく、中学受験はゴールではありません。お子さんの人生はその後も続いていきます。わが子が幸せな人生を歩んでいくためには、今、この3年間をどうがんばればいいか、この子の人生の中で中学受験をどう位置付 けるのかという視点 をもって、中学受験に挑んでほしい。大変なこともあったけど、やってよかったね、という中学入試で終わってほしい。親だけががんばる、子どもだけががんばる、だけでなく、共同作業として取り組んでほしいと思います。

小澤珠美さん

学生時代に元文部科学大臣・下村博文氏が主宰する学習塾で、アルバイトで塾講師を始める。大学卒後、15年大手進学塾、株式会社早稲田アカデミーで高校受験・中学受験の指導に従事。特に中学受験において、女子の算数指導、受験指導、保護者の方のサポートに尽力し、合格実績に貢献。2010年に独立し、2013年に市ヶ谷に移転。2018年春より、働くパパ・ママを応援するため民間学童保育・放課後スクールMOCOPLA(モコプラ)を四谷に開設。2019年春、自立を育む学びの場(学習塾、プログラミング教室、アルゴクラブ、英会話)Credo久が原オープン。また一般社団法人 日本青少年育成協会認定 準上級教育コーチ・PM級トレーナーとして、パパ・ママの笑顔、その先にある子どもたちの笑顔を支援するため、教育コーチングをベースにした「子育てセミナー」「ワークショップ」などを開催。また公立・私立中学校PTA、地方教育委員会、新宿区男女共同参画課等から保護者向けコーチングセミナーを受託。

著書:中学受験超成功法『ママは楽しく息を抜く』(ギャラクシーブックス)
共著:『輝く女性起業家16人:未来を創る~私たちが選んだ道』(カナリアコミュニケーションズ)

取材・構成 石井栄子

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