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不妊治療の「人工授精」とは? 専門医が解説 まずはベーシックな知識を

子育て

不妊治療をスタートさせてみよう!と決断したカップルに、まずは基礎的な不妊治療の説明をします。
前回の記事では「不妊治療の検査&タイミング法」についてご紹介しました。
今回はその次の基本的な治療「人工授精」について、東京医科大学 久慈直昭先生に解説していただきます。

※参考:「2人の初めての不妊治療 受診スタートガイド」 #3
「妊活たまごクラブ 不妊治療クリニック受診ガイド 2019-2020年版」

前回の記事⇒ 不妊治療の「検査&タイミング法」って?専門医が解説

「人工授精」は自然妊娠に近くリスクの少ない治療

女性の年齢が高い場合は、早めに人工授精を行います。精子の運動率が低かったり、精子の数が少ない場合にも有効です。採取した精液を子宮に注入します。自然妊娠に近い形で体への負担が少ない方法です。

人工授精は、精液を採取し、専門の注射器で子宮の中に注入します。自然妊娠に近く、不妊治療では、まず試したい治療法です。

人工授精では、排卵誘発剤やホルモン剤を使いますが、これらの投与も、赤ちゃんに何か異常が現れたり、母体に負担がかかることもなく安全な治療といわれています。
ただし、排卵に合わせて男性が精子を採取するので、男性側が心理的に負担を感じる場合も。
人工授精は、1回目がいちばん妊娠率が高くなり、回数が進むにつれて低くなるので2~3回で妊娠しない場合は次の方法に進んだほうがいいでしょう。

人工授精は基本的な治療法

人工授精と言うと、何かとても特別高度な治療に思えるかもしれませんが、採取した精液を人工的に子宮内に注入するという治療法。近年の不妊治療では、とても基本的な治療法です。

人工授精の流れ

【1】排卵日前後に、採取した精子を子宮へ
超音波検査で、排卵日を予測。その前後に病院で精液を採取します。自宅で採取する場合は、採取後2時間以内に病院へ。精子を洗浄・濃縮後、専用の注射器で子宮へ注入します。

【2】排卵の有無など子宮の状態を確認
予測した排卵日のあとに、超音波検査をして、排卵が正常に行われているかをチェックします。黄体ホルモンが正常に分泌され、受精しやすい子宮内の状態かどうかも調べます。

【3】妊娠判定の検査を行う
月経の予定日が過ぎたら、妊娠検査薬で妊娠の有無を調べます。超音波検査、尿検査、内診で判定します。成功率は5~10%といわれています。複数回チャレンジするのが一般的。

【Q&A】人工授精にかかる費用は?

人工授精手術料のほかに、超音波検査費用、排卵誘発剤の費用などがかかります。これまでの検査結果や、不妊の原因、子宮の状態、保険適用の有無、男性側の精子の状態によっても、使う薬が異なるので一概にはいえません。2万5千円〜が相場といわれています。

【Q&A】次に進むタイミングは?

人工授精を3~4回行い、妊娠しない場合は次の治療へと進みます。回数が進むごとに成功率が下がりますが、年齢が若い場合は6~7回で妊娠が成立する人もいます。ただし年齢が高い場合は、早めに次のステップへの移行するのがおすすめです。

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