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不妊治療の「体外受精・顕微授精」 専門医がわかりやすく解説 

子育て

不妊治療をスタートさせてみよう!と決断したカップルに、まずは基礎的な不妊治療の説明をします。
前回の記事では、不妊治療の基本的な治療方法である「人工授精」についてご紹介しました。
今回はその次のステップアップ治療「体外受精・顕微授精」について、東京医科大学 久慈直昭先生に解説していただきます。

※参考:「2人の初めての不妊治療 受診スタートガイド」 #4
「妊活たまごクラブ 不妊治療クリニック受診ガイド 2019-2020年版」

前回の記事⇒ 不妊治療の「人工授精」とは? 専門医が解説 まずはベーシックな知識を

不妊治療の「体外受精」・「顕微授精」

体外受精、顕微授精は、卵子と精子を培養液内で受精させ体内に戻す方法です。
妊娠する確率がほかの治療法より高いので、女性の年齢が高い場合や不妊の原因が明らかな場合は、最初からこの方法がいい場合もあります。

体外受精とは?

精子と卵子を採取して、培養液の中で受精させて培養します。受精卵を4分割~胚盤胞になるまで培養したら、良質の胚を選び、子宮内に戻します。
胚を戻してから2週間後に妊娠の有無をチェックします。使わなかった卵子は凍結する場合もあります。

【Q&A】体外受精を行うタイミングは?

体外受精は、リスクがないとはいえないので、医師によっても体外受精に進むタイミングは異なります。女性の年齢が高い場合は、人工授精を2~3回行ったあとに切り替えるのが一般的です。
体外受精でないと妊娠は難しいと判断された場合は、最初から体外授精を行うことも。

顕微授精とは?

体外受精の方法の一つで、顕微鏡で確認しながら卵子に直接精子を注入する方法です。精子の数が少なかったり運動率が低い場合や、無精子症や射出障害で精子が採取できない場合、女性が精子を排除する抗体を持っている場合などに有効な方法。現時点では、不妊治療の最終段階です。

状態のいい精子と卵子が採取できるうちに治療を

体外受精、顕微受精というと難しい特殊な治療法のイメージがあります。今では年々治療件数も増え、それほど珍しい治療ではありません。
体外受精、顕微授精は、男性不妊に有効で、無精子症以外であれば、受精できる可能性があります。
不妊治療がこの段階まで来ている人は、卵子に問題があったり、子宮内に問題があるなど、さまざまな原因が考えれられます。体外受精には質のいい精子と卵子が必要ですが、状態のよい精子や卵子には限りがあります。年齢的なことも大きいので、不妊治療に前向きなカップルは早めに検討するといいでしょう。

体外受精・顕微授精の流れを解説します

【1】排卵誘発を行う

場合によって、自然周期での排卵を待ちますが、質のよい卵子を育てるために、排卵誘発剤を使うのが一般的です。排卵誘発の方法によって期間が異なりますが、月経3日目~5日目より薬を開始し、採卵日を決定します。

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