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誰にも言えない想いも救われる。届かない手紙がたどり着く”漂流郵便局”

瀬戸内海の粟島に、届くことのない手紙が辿り着く場所があるのをご存じですか?その場所は「漂流郵便局」と呼ばれています。2013年に開局して以来、多くの届かぬ想いを受け止めてきました。今回は漂流郵便局の魅力から実際の葉書の書き方までご紹介します。

ライフスタイル

「私、これを伝えたかったんだ…」

「苦しくて悲しくて、でも、誰にも言うことができない。」そんな想いを皆さんは抱えていませんか?また過去において「なんで伝えなかったんだろう」と後悔していることはありませんか?

でも、「伝えることはもう不可能」とあきらめているのならば、どうぞ手元にペンとハガキを用意してください。あなたがどうしても伝えたかった想いを受け止めてくれる場所があるのです。

その場所の名は「漂流郵便局」

一体どんな郵便局なの?

届け先の分からない手紙を「漂流郵便局留め」という形で預かってくれる郵便局です。「過去・現在・未来、人・物・事」何宛てでも構いません。送り主の想いすべてを包みこんでくれるのです。

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開局のきっかけは何?

漂流郵便局は、瀬戸内海に浮かぶ香川県三豊市の粟島に2013年10月に開局しました。実はこの郵便局、日本郵便とは関係がなく、局舎丸ごとが「アート作品」として存在しています。

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この建物は1964年に建てられ、1991年まで現役の郵便局だったそうです。それを現代美術家の久保田沙耶さんが「漂流郵便局」という作品として甦らせ、瀬戸内国際芸術祭に出展したのが事の始まりでした。

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1か月間の芸術祭会期中に届いた手紙は約400通。当初はそれで打ち切り予定でした。しかし、その後も月平均200通のペースで手紙が増え続けたことを機に久保田さんは継続を決意し、今に至ります。

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こちらが漂流郵便局局長の中田勝久さんと企画・制作・局員といった3つの顔を持つ久保田沙耶さんです。中田さんは旧粟島郵便局にて、45年間島民の皆さんの生活を支えてきた方です。

実際の手紙を覗いてみましょう

「来年還暦を迎えるアナタへ」

”私は本当にあなたと結婚したかった
あなたのお嫁さんになって人生を一緒に歩みたかった
でも私はあなたの元へ嫁ぐことは出来なかった
生木を裂かれるように泣く泣く別れ
それでも道を歩いて あれから30年以上経ったけど
やっぱり今でも忘れられない アナタの事が好きです
もう会う事はないけれどこの気持ちはこの先もずっと変わらず
胸の奥深くに持ち続ける事でしょう”
nakeru.eco.myblogs.jp
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