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紅白をぼっちで観て気づいた事 家族向け番組変える副音声の力

エンタメ

(イラスト:おおしまりえ)

みなさんあけましておめでとうございます!2020年のスタートが切られ、正月早々色んなニュースが飛び交っています。今年の年末はみなさんどんな過ごし方をしましたか?

筆者は約10年ぶりに家族とも恋人とも友だちともすごさず、一人自宅で静かに年を越しました。「ぼっちの年越しってちょっとさみしさを感じるかな」と思い、せめてタイムリーな話題に乗るために紅白歌合戦にチャンネルをあわせたところ……。「これ、凄い!」とNHKの執念を感じたのです。

■チャンネルは変えさせない!NHKの執念すら覚える演出

12月31日のチャンネル争いでの悩みはだいたい紅白歌合戦を観るか、「笑ってはいけないシリーズ(日本テレビ)」を観るかという判断です。若い世代だとテレビの前にいるときは紅白をメインにしつつ、演歌歌手が出たタイミングでチャンネルを変える……という柔軟な対応をする人が多いと思います。

今回もそうやって“いいとこ取り”して視聴しようと思いっていました。が、しかし、数年ぶりに観て思いました。「チャンネルを変えるタイミングが無い!!!」と。

当然ながら出演者の構成は若い人向け(今話題のアーティストなど)、万人受け(誰もが知っているベテランアーティスト)、シニア向け(演歌歌手など)、と大きく分けると3タイプに分かれています。このシニア向けが20代30代的にはつまらないわけで、チャンネル変更チャンスです。

しかし今回驚いたことに、ほぼすべての演歌歌手の演出に“若い人が思わず観続けてしまう仕掛け”が施されていました(単独歌唱は、なんと石川さゆりさんのみ)。

たとえば丘みどりさん(35)の出演時には、今年初登場となったKis-My-Ft2がバックダンサーを担当。三山ひろしさん(39)は昨年に続き、けんだまギネス記録への挑戦が。天童よしみさん(65)は、今年話題になったMattさんとの共演で歌っていたりしていました。

思わず「これは!」と観てしまう演出が続きまくるのは、もはや「チャンネルはそのままで」と全力で訴えかけるNHKの執念!筆者はレビューを書こうと思ったからだけでなく、紅白歌合戦のチャンネルを一度も変えることなく最後まできっちり視聴してしまったのでした。

■副音声のパワーは“ぼっち”に効く!

また紅白の法則とあわせて毎年話題になるのが、副音声の面白さです。今年は南海キャンディーズの山里亮太さん(42)と渡辺直美さん(32)が務め、定期的にゲストを入れ替えながらゆるりとしたトークが進みます。正直歌番組なのに副音声ってどうなのかなあと思いながら、初めて全編副音声での視聴をしてみました。

結論、「これは、ぼっちに効く!」

本来は紅白って、家で一人でちゃんと観るべきテレビ番組ではありません。1年の疲れをダラダラ癒やしながら、家族であーでもないこーでもないと観る番組です。それができないぼっち視聴者に、この副音声というサービスが凄く効くのです。

3秒に1回は出演者にどうしようもないツッコミをかます山ちゃんと(でも出演者の情報たくさん持ってて凄い)、視聴者ばりに曲目に興奮し続ける直美。通常のバラエティの進行ではありえないユルさがなんだか一緒にテレビを観ている気分にさせてくれて、凄くありがたいのです。

毎年歌番組なのになぜ?と思ってた副音声のパワーは、近年増える単身世帯へ向けたものだったのか……。そう思うと、全世代取り入れてやるぞ!という、これまたNHKの執念を感じるのでした。

■メッセージ性強し!死なせてもらえない時代の到来

紅白の演出は毎年、その年の話題になったものを中心に行われます。2019年はラグビーと来年に控えた東京五輪が主な演出テーマ。そのため序盤から郷ひろみと五輪に扮したダンサーのギラギラした曲目が歌われるなど、かなり勢いのある明るい演出が目立ちました。そんな中でも個人的に「これは…」と、良くも悪くも言葉を失ったものが2つあります。

1つは故・美空ひばりさんをAI(人工知能)技術で蘇らせ、新曲「あれから」を歌わせるという演出です。

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