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風邪をひきやすい子とそうでない子は何が違う?性別や生活習慣など、ママたちの考えとは

子育て
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感染症が流行っていても病気にかからない子どももいれば、ことあるごとに熱を出す子どももいるでしょう。その差はどこにあるのでしょうか。あるママからこんな投稿がありました。

『よく男の子はすぐ病気なると聞くけれど、性別の違いは大きいの? それとも育て方も影響したりする? 上のお姉ちゃんは生後3ヶ月くらいから、日中いっぱい散歩して日光浴させたりしていて、夜もそのくらいのときからまとまって寝るようになった。その後もずっと早寝早起き習慣にしいて、体重もずっと健康体重を維持したまま。今6歳だけれど、年に1回か2回くらいしか熱を出さない』

子どもが病気になりやすいかどうかは、性別や育て方に関係するのでしょうか? ママスタBBSのママたちから考えや経験が寄せられました。

生まれつきの体質も関係するのでは?

『うちは息子より娘の方が風邪をひきやすいよ。子どもにもよるんだね! たぶん生まれつきのものもあると思う』
『持って生まれた体質かなーと思う。うちの娘もほとんど熱を出さない子で、引きこもり育児だったからかなと思っていた。入園後は覚悟していたけれど、そこまで変わらなかった』

投稿者さんのご家庭では娘さんの方が病気になりにくいようですが、コメントをくれたママのお子さんは逆のようです。そのため子どもが病気にかかりやすいかどうかは、体質が関係しているのでは? との意見がありました。

風邪をひかないなど病気にかからない子の特徴は?

冬でも薄着でいる

『薄着に慣れると、本当に風邪ひかなくなる』

冬でも薄着でいる子どもは、比較的風邪などをひかない傾向にあると、ママたちは感じているようです。小学生の子どもなどが寒い季節でも半袖半ズボン姿で遊んでいる姿を見かけたことはないでしょうか。身体が寒さに慣れているがゆえに低い気温でも半袖でいられるのか、気温が低くても半袖のような薄着で過ごすがゆえに身体が低い気温に慣れたのか……。いずれにしても低い気温のなかでも半袖のような薄着で元気に過ごす子どもをママたちがたびたび見かけていることは事実のようです。

たくさん水分を摂る

『水分が関係してるのかなとも思う』
『上の子は母乳のときからこまめによく飲むし、今もお茶をよく飲んでいる。下の子はあまり自分から欲しがらないからか、よく風邪をひくよ。私も意識して水分を摂るようにしてから風邪をひきにくくなったし、乳幼児でも関係あると思う』

人間の鼻やのどにはウイルスや細菌が身体に侵入することを防ぐ役割をする”線毛(せんもう)”という組織があります。長崎県医師会によると、冷たい空気と一緒に風邪の原因となるウイルスや細菌を鼻や口から吸いこんだとき、血管が収縮してしまい”線毛”の働きが鈍くなるのだそうです。この”線毛”の働きが鈍くなるもうひとつの原因に”乾燥”があげられる、と総合犬山中央病院広報誌「ごろまるだより」に記されています。線毛の働きが鈍くなるとウイルスや細菌の身体への侵入を防ぐことができなくなり、風邪などにかかりやすくなるようです。こまめに水分補給をしてのどをうるおすことで線毛の動きが維持され、風邪などの予防になるとのことです。

この”線毛”の働きが鈍くなるもうひとつの原因に”乾燥”があげられる、と総合犬山中央病院広報誌「ごろまるだより」

(参考:長崎県医師会|かぜ対策・社会医療法人志聖会 総合犬山中央病院広報誌「ごろまるだより」2020冬号)

体質や生活習慣だけではなく日々の予防も忘れずに

風邪などの病気にかかりやすい子どもとそうでない子どもには、体質の違いがあるのかもしれません。加えて生活習慣の違いも大きく関係してくるでしょう。またママたちは薄着でいる子は風邪などにはかかりにくいと感じていることがわかりました。

風邪やインフルエンザなどの感染症にかからないようにするためには、予防することが大切です。厚生労働省の「インフルエンザの基礎知識」では、うがいや手洗いを行うことや部屋の湿度を50%から60%に保つなど予防策が紹介されています。さらに人混みを避けたりマスクを使ったりすることで予防効果はさらに上がるのではないでしょうか。ひとりひとりが予防を心掛け、感染しないようにすることがポイントになりそうです。

インフルエンザの基礎知識

(参考:厚生労働省・「インフルエンザの基礎知識」)

文・川崎さちえ 編集・しのむ

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