無料の会員登録をすると
お気に入りができます

低体温になってない?免疫力を下げないためにできる小さな習慣

ライフスタイル

頑張りすぎストレスフルタイプとやる気が出ないダラダラタイプ、どちらも低体温の原因に

仕事など日々頑張りすぎたり無理をすると血管が収縮して、血流が悪くなり低体温になります。逆にまったく頑張らず運動もせずダラダラすごしていると血管が開きすぎて代謝が抑制され、こちらも低体温になってしまいます。

低体温はそれだけでも免疫力が下がってしまうので、日々頑張っている人は意識的に休息する時間を取りましょう。そしてついついダラダラしてしまう人は一駅分歩いたり何か新しいことをはじめるなどもおすすめです。

一般的に男性よりも女性の方が筋肉量が少なく冷えやすいので、女性はとくにご自身の体温が知らず知らずのうちに低体温になっていないかチェックしてみるのも大切。

どちらのタイプも適度な運動と、血流を良くして身体をあたためる工夫を実践していくことがプラスになります。カラダを内側から温めてウイルスに負けないカラダとこころを目指しましょう。

適度な運動で筋肉を落とさず内臓も元気に

適度な筋肉量を保つこと、そして適度な運動が身体をあたためるためには一番効率的。体脂肪率が高いとそれだけでも冷えやすくなります。

低体温の人は血流が悪く内臓の機能もしっかりと維持できません。血流が少ないので常に生まれ変わる細胞分裂もうまくいかなくなります。消化管自体を直接的に鍛えることはできませんが、筋肉を落とさないようにして、適度な運動をすることで粘膜の血流をよくしていくことはできます。

少し汗ばむくらいの運動を1日1回してみましょう。日常だと例えばエスカレーターやエレベーターを使わず階段を段とばしで上がるのもおすすめです。ストレスになるほど頑張るとそれも免疫力低下につながりますので疲れを残さない程度の運動を休息をとりながら行いましょう。ヨガは自分の体力や体調に合わせて実践できるのでおすすめです。

夜更かしをしない

夜更かしをすると日中体温があがらなくなり、低体温でずっとぼんやりしてしまうので活動量も減り、ますます体温があがりにくくなります。夜更かしは自律神経も乱れやすいので早寝早起きを心がけて体温を正常にあげていきましょう。

大きな血管を阻害しない姿勢

仕事に集中していたり、長時間の移動中や、家でリラックスしているときなど、ついつい腰が丸まり、骨盤の真ん中の仙骨のあたりで身体を支えていませんか?

座るときは座骨を椅子の座面に立てるように骨盤を立てて座り、頭のてっぺんが天から吊られているようなイメージで座りましょう。背骨が柔らかいS字カーブを描き、内臓や大静脈や大動脈など大きな血管を圧迫しない座り方になります。

冷やさない服装

まずは内側からあたためるために、血流を阻害しない締めつけのないサイズを選ぶのがとても大切です。+αとしてお腹周り(仙骨~肋骨の下あたり)をあたためると効率的なので、寒い日や短いスカートをはくときなどは腹巻でおしりまでをすっぽりと覆ったり、ショートパンツタイプのあたためインナーを履くのがおすすめです。露出しているところから冷えるので、ストールなど着脱できるアイテムを持ち歩くのも◎

冷たいものを飲食するときは工夫をする

水分は一度に大量にとると冷えやすいのでこまめに少しずつとるのが◎。寒いときはなるべく冷たいものを避け、飲み物はあたたかいものか常温でとりましょう。もし冷たいものを頂いたときはあたたかいもので締めるなどの工夫を。

肩や腰などのコリを放置しない

痛みがあるほどのコリがある場合は、筋肉も血管もかなり固まって血流が悪くなっています。同じ姿勢が続かないようにすることである程度予防できます。長時間の座位は骨盤底などにも負担が大きいので、仕事中も立ち上がって軽いストレッチをしたり、休憩時間を決めて数分でいいので歩くなどを取り入れてみてください。

湯船につかってマッサージ

お風呂にゆっくりつかると血管が拡張してそれだけでも血流がよくなります。肩こりなどの不調がある方は湯船につかりながらセルフマッサージをするのもおすすめ。カラダを休める時間をしっかりとることは、こころの健康を保つためにもとても大切。不安やイライラも自律神経を乱して免疫力を下げてしまうので自分を労わる時間をとりましょう。

できるものからぜひ実践してみてくださいね。一日も早く日常が戻ってきますように。

次回以降、大きな血管を阻害しない姿勢作りのためのポーズや、固まった肩や背中をほぐすワークなどを紹介していきます。

ライター/仁平美香
ヨガ講師(月経血コントロールヨガ、産後ママのためのメンテナンスヨガ、体軸ヨガ講師養成スクール講師)、セラピスト(内臓・骨盤底ケアforwomenなどのメニューを担当及び整体スクール講師)、栄養士。一般社団法人日本ホリスティックヘルスケア協会理事。女性のためのヨガ協会代表。女性のためのイベントYOGAWOMANにて講師を担当する他、企画運営にも携わる。「カラダをゆるめてこころを整えるはじめての月経血コントロールヨガ」「医師もすすめる血管美人ヨガ」等著書多数。雑誌・WEB等コラム監修も行う。

OM
オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ