家族に高齢者や基礎疾患を持つ人がいる場合、どんなポイントに気をつけて、この感染症流行期を乗り越えればいいのでしょうか。日本赤十字社がサポートガイド を作りました。
同居している祖父母や持病持ちの家族などが新型コロナウイルスにかかってしまう前に。
全国的な感染拡大を見せている新型コロナウイルス。
家族内に高齢者や持病を持つ人がいる場合、どんなポイントに気をつけて、この感染症流行期を乗り越えればいいのでしょうか。
日本赤十字社が国際赤十字と協力し、作成したサポートガイドがあります。
これからこんなことで困るかもしれません。
感染症が流行している間は人と人とのつながりを持てる機会が減ってしまうので、高齢者、特に一人で住んでいる方や基礎疾患のある方は孤独や寂しさを感じることが多くなります。
自分から情報を調べることが困難な場合も。
高齢者はテレビや新聞、ラジオなど慣れ親しんだ媒体から情報を受け取ることが多く、自分から役立つ情報や不安を和らげてくれたりする情報を調べるのが難しいこともあります。
新型コロナの恐怖でかかりつけの病院などに通院できていない可能性が。
基礎疾患のある方は、この新たな感染症によってかかりつけの病院や施設で必要なケアが受けられない場合があります。
赤十字社では以下のコミュニケーションをおすすめしています。
家族や友人など周りの方々とのつながりを様々な形で保ちましょう。
直接会うことが難しければ、電話やメールなども使ってみてはいかがでしょう。
噂や伝聞を鵜呑みにしないように気をつけてください。
いろいろな方法で信頼できる最新の情報やニュースを手に入れるようにしましょう。
噂や電文をうのみにして行動する前に、それが本当に正しいことか、近しい人にも聞いてみましょう。
ご家族の方へ。このようにサポートしてください。
自分が信頼できる情報やニュースをその方に伝えたり、どのように正確な情報が得られるかを確認したりしてサポートしましょう。
緊急時の助けの求め方を一緒に確認しておきましょう。
かかりつけ医に受診できなくなった時のために、その方の自宅に薬や衛生用品が不足しないようにしたり、緊急時の助けの求め方を確認しておきましょう。
早めに気付くことが大切です。
その方が必要としていることや変調に対して気を配りましょう。
例えば、不安な気持ちが体調に現れたり、いつもよりイライラしていることがあるかもしれません。
早めに気づいてあげることが大事です。