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悩み、成長に共感…働く女性のドラマ8選

エンタメ

働く女性を描いたドラマに泣いたり笑ったりしながら、教えられ、癒された、勇気づけられたことはないだろうか。かつて見たドラマももう一度見ることで、成長した自分に気づくことがあるだろう。お仕事ドラマは、いつの時代も私たちに寄り添ってくれるようだ。

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時代とともに大きく変化するドラマ。女性が働く姿を描いたドラマは、その変化がとりわけ顕著と言えそうだ。
憧れの制服姿で頑張る『アテンションプリーズ』が大人気だったのは1970年。制服仕事からサポート仕事、スペシャリストに技術職とフィールドが広がり、女性たちは輝きを増してきた。お仕事ドラマは、以下のように大きく分けられるだろう。

周囲に支えられながら成長する主人公を描く
『アテンションプリーズ』『恋はつづくよどこまでも』
主張し闘う主人公やチームを描く
『ショムニ』『ストロベリーナイト』
”どう社会に貢献するか”を描く作品は2パターン
スペシャリストとして貢献『アンナチュラル』『朝顔』
ミッションを理解して貢献『花咲舞が黙ってない』『これは経費で落ちません』
今回は、ごく普通の私たちに近い女性のがんばりに注目して紹介する。

泣いて笑ってまっしぐら!主人公の全力に魅かれる
『重版出来!』(2016年/TBS系)

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すべての人が​​​​good jobの成長ドラマ
画像はAmazonより
コミック編集部を舞台に描く新米編集部員・黒沢心の成長物語は、「個性豊か」を超越した漫画家や、編集部一人ひとりのギュッと凝縮された仕事への思いが私たちの心に届く。
心のコミュニケーション能力や思いやり、自己反省と修正力に見ていて心が洗われる。劇中マンガも必見、とにかく読みたくなる作品ばかりだ。

夢と現実に希望を見出すチカラ
『空飛ぶ広報室』(2013年/TBS系)

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仕事と恋とを希望でつないだ有川浩の名作
画像はAmazonより
報道記者の夢が絶たれ、異動先の情報番組で挽回しようと焦るテレビ局勤務の主人公が、新しい出会いを重ね、想いを変化させていく。
恋の部分はサラリと流す作品が多いなか、淡いものの、恋が仕事の原動力となっていく過程が丁寧に繊細に描かれ、人気作家・有川浩作品らしさが光る。

国税の世界を新しい視点で描いた力作
『トッカンー特別国税徴収官-』(2012年/日本テレビ系)

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特別国税調査官の仕事をコミカルで刺激的に描く
画像はAmazonより
プロフェッショナルであるわけでも、仕事に対する野心があるわけでもない主人公は希少。仕事を通して人生観そのものを考えさせられることになる作品だ。
反りの合わない上司、ワケアリの親子関係、ネガティブな要素を絡めながら、国税の世界をコミカルに明るく見せてくれる。

判断し続ける壁を乗り越えていく
『美女か野獣』(2003年/フジテレビ系)

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決断する女性の強さは心に響く
画像はAmazonより
視聴率への重責と本来あるべき姿の間で何を放送するべきか、厳しい決断を余儀なくされる契約チーフプロデューサーの苦悩が痛く伝わる。優先させるべきものは何か、感情顕わにぶつかる現場の緊張感もいい。
それぞれのミッションに対するプロとしての仕事を俳優陣がみごとに演じ、コミカルな恋物語では終わらない骨太な傑作だ。

自分を貫くために磨いてきた自分に胸を張ってよし
『ハケンの品格』(2007年/日本テレビ系)

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13年ぶりの続編が楽しみだ
画像はAmazonより
派遣社員という言わば不安定な立場をどうとらえ、どう働くかにアプローチしながら、主人公のスーパー派遣社員・大前春子(篠原涼子)が自らのスペックで会社の窮地を救う痛快劇。
看護師、助産師、フグ調理師に速読術、ドラえもんのポケットのごとく出てくるスキルに笑いながらも、仕事に対する彼女の姿勢は私たちに喝を入れる。

正々堂々と働くことで前に進める『花咲舞が黙ってない』
(2014年/日本テレビ系)

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モノ申す主人公が気持ちいい
画像はAmazonより
問題のある支店に出向く臨店班所属の行員・花咲舞を杏が伸び伸びと演じた。不正の実態を無責任に言い訳し、圧力で解決する理不尽には、相手が誰だろうと「お言葉を返すようですが」と花咲舞のスカッと一発が飛び出る。常に自問する舞の謙虚さと背筋の伸びた働き方は応援したくなる。原作は池井戸潤。

多様性に柔軟に対応する大人の働き方を見る
『GOOD WIFE』(2019年/TBS系)

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清々しい大人の闘い方もみどころ
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16年のブランクを経て仕事に復帰する弁護士の主人公・蓮見杏子(常盤貴子)の奮闘を描く。彼女の闘いは、法廷だけではなく若いライバル弁護士や女性同士の探り合いなどで、壁は前後左右に立ちはだかる。しかし年下の同僚へのアプローチは常にフェアでしなやか、美しさすら感じる。女性の生き方として見習うべきことろは多い。

社会が抱える課題を真正面から描いた異色作
『わたし、定時で帰ります。』(2019年/TBS系)

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重たいテーマもひるむことなく表現した
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WEB制作会社を舞台にサービス残業、過労、ハラスメントといった、日本中にはびこる実態に迫りながら「大切にするべきものは何なのか」を改めて考えさせられる。過去の体験から定時退社を貫く主人公のことばはリアルだ。
重たいテーマに自然体で軽やかに提示する吉高由里子が光る。ラブストーリーとしても完成度が高く話題をさらった。

経理女子の活躍に気持ちよくスカッとできる
『これは経費で落ちません!』(2019年/NHK)

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経理部・森若さんの手腕に拍手!
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舞台は石鹸メーカーの経理部。伝票から見えてくる人間模様に苦悩しながら、数字を見逃さず不正を見過ごさず、問題解決にあたる経理部の森若さん(多部未華子)。鋭い眼力と初々しい恋心のギャップにクスっとしながら、親近感がフツフツわいてくる。交通費精算しなくちゃと思える日常感も絶品。ちょっと苦手な経理部を応援したくなる1作だ。
嫌なことはたくさんあるけど、頑張る姿は愛おしい。いろいろあるけど、自分らしく前を向かせてくれるドラマは上司や同僚のことばより効き目があるかも。自分の1作を見つけてほしい。

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