状況や相手のことを無視した“自己主張”は“わがまま”になることがありますよね。
状況や相手のことを無視した“自己主張”は“わがまま”になることがありますよね。
でも“自己主張”をうまく使えば、むしろ相手をリラックスさせることができるのです。
“自己主張=わがまま”ではないはず。
わがままにならないようにと、自分の意見を飲み込んでしまいがちな人は、自己主張がもたらす効果をご覧ください!
選択肢をしぼってあげられる
彼に「何食べたい?」と聞かれたときに、「なんでもいい」と答えていませんか?
「なんでもいい」と言われると、彼はまず大量の選択肢を用意。そこからあなたの好みや自分の好みとのすり合わせを行って、いくつかに絞って提案する……とすこし面倒な手順を踏まないといけません。
じつはこれって、けっこう負担。
たとえばここで「和食がいいな!」と言ったとします。すると彼は“和食”のなかで、考えるだけでよくなりますよね。
こんな風に選択肢を絞ってくれる自己主張は相手も助かるはず。
「なんでもいい」に代わって少しだけ考える範囲を限定できるような提案をしてみてはいかがでしょう?
お互いに自立していられる
自己主張をほとんどせずに「それでいいよ」「あなたが決めて」などのような、「あなたの言う通りします」と言わんばかりの態度でいられると、彼は「ぜんぶ俺が決めなきゃいけないのかな……」と重く感じてしまうでしょう。
たとえば「私はこうしたい!」だけを主張して、彼の意見を一切聞き入れず、妥協や他の選択肢を一切検討しない……という態度であれば、それは「わがまま」ですよね。
でもあなたの意見を主張しても、彼と話し合う姿勢があるなら“わがまま”にはならないでしょう。
“自分の意見”をきちんと持っていると、どちらかに寄りかかることもなく、お互いに自立していられますよ。
お互いを高め合うことができる
人は新しいものや未知のものに興味を持つ習性があります。「わからない」「知らない」と思うからこそ探求し続けたくなるもの。
いつも彼の言うことや決めたことに従っていると、あなたのなかに「新しいもの」はないと感じられてしまい、あなたへの興味が薄れてしまう可能性があります。
お互いに意見を伝え合っていると、もちろん衝突することもあるでしょうが、新しいアイデアが生まれることもあるかも。
そうやってお互いを高め合っていける関係になれると素敵ですよね。
おわりに
自己主張が苦手な人は、相手の気持ちを大切にしすぎてしまうところがあります。
相手のことを考えて言えなくなってしまうのでしょう。
でもそんなあなたこそ、自己主張を上手に使える素質の持ち主!
「私が意見を言うと相手も助かるんだ!」くらいの気持ちで、“自己主張”してみてはいかがですか?
(矢島みさえ/ライター)
(愛カツ編集部)