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ギフトコンシェルジュが「手みやげ」に“高級食パン”を選ぶ理由

ライフスタイル

「お呼ばれの手みやげ」について、ギフトコンシェルジュの真野知子さんと雑貨コーディネーターのオモムロニ。さんに話を聞きました。

自分の定番からかぶらないものを選択。ホストへの感謝の意も忘れずに。

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少人数のおうちごはんにお呼ばれ。そんなときの手みやげは?

「その会のテンションによって、選ぶべきものも変わりますよね。ある程度数があって分けられる食べ物で定番をいくつか用意しておき、ホストや他のゲストと情報交換しながら決めるといいのでは」(オモムロニ。さん)

「甘いものを持ち寄る人が多いので、塩気のあるおつまみも意外と喜ばれます。あとは、招いてくれた方への感謝の意を込めて、翌日以降に楽しめるものを持参するのも一案ですよ」(真野さん)

ホスト限定の手みやげで“ありがとう”の気持ちを。

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「手みやげにはその場でみんなで食べられるものを選ぶのが基本ですが、会を開いてくれたホストへのねぎらいを込めて、後から楽しめるものを差し上げても」

と、真野さん。最近のいち押しは高級食パンという。

「明日の朝にどうぞ、とお渡しします。もちろんみんなで食べてもいいし、翌日以降すぐに食べないときは冷凍もしておける。お子さんがいるお宅でも喜ばれます。専門店が多数あるので、好みのものを探してみては」

ちなみに真野さんの一番のお気に入りは、パレスホテル東京の〈パン ド ミ プルミエ〉。

「包みも上質で、手みやげにぴったりです」

希少な国内産の小麦粉を使った、シルキーでふくよかな口当たりの食パン。1日20斤限定。パン ド ミ プルミエ¥1,000(パレスホテル東京「スイーツ&デリ」 TEL:03・3211・5315)

重たいものや生ものも、自宅になら持参してOK。

「手みやげには、普段渡しづらいものを選ぶことが多いです」と、オモムロニ。さん。

「重い瓶ものや生菓子などは、外出先や職場で渡すのは気が引けるけれど、ホームパーティになら持っていきやすい。冷たい飲み物やアイスクリームなどは、これからの季節の集まりにはぴったりだと思います」

ぬるくなったり溶けやすいものを選ぶときは、訪問先に向かう途中で買うのがコツ。

「私はよく、乗り換えのターミナル駅にあるお店を利用します。自分がよく行くエリアで、手みやげに使えそうなお店を普段からチェックしておき、頭の中にインプット。いざというときに役立ちます」

手みやげの金額差を解消! ホムパ達人のこんなワザも。

持ち寄り形式のパーティだと、品物によって価格にばらつきが出てくることもある。そんなときの解決策として、オモムロニ。さんが寄せてくれたのはこんなアイデア。

「だいたいの金額を決めて持ち寄り、ちょっと費用がかかった人にはその差額をみんなで割って支払う。こうすればもやもやが残らず、すっきりと楽しめます。友人の、ホームパーティの達人から教えてもらったんですが、精算はLINE Payで済ませるそう。小銭のやり取りもなくスマートにパーティができるとして、好評だそうです」

真野知子さん ギフトコンシェルジュとしてさまざまなシーンでの贈りものを選定。本誌連載「Food news」を月1回担当するほか、TV、ラジオなどで情報を発信。

オモムロニ。さん 雑貨コーディネーター。雑誌などで雑貨やギフトのセレクトを手がけ、連載も多数。著書に『DAILY GIFT BOOK 気持ちが伝わる贈りものアイデア』(文藝春秋)。

※『anan』2020年6月3日号より。イラスト・itabamoe 取材、文・新田草子

(by anan編集部)

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