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江原啓之「コレさえあれば生き抜ける」絶対に必要な4つのこと

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新型コロナウイルスの流行も、いまだ終息のめどが立っていません。このウイルスと共存しつつ、日々を豊かに生きるために何ができるのか? 何をすべきなのか? スピリチュアリストの江原啓之さんにうかがいました。3回シリーズの最終回です。

【江原啓之からの緊急メッセージ「今を生きる、みなさんへ」】vol. 3

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緊急メッセージ 第3回

お悩み 先が見えない今、私たちが大切にすべきことって何ですか?

新型コロナウイルスの流行を止めるべく、みなでステイホームをしていた期間、あなたはどう過ごしていましたか?

私自身は、熱海に構えた庵で、「規則正しい生活」を送っていました。みなさんにはよく、「睡眠はスピリチュアルな世界への里帰り。ですからなるべく0時前には眠るようにして」とアドバイスしてきましたが、忙しすぎて、これまでは私自身がなかなかそれを実践できずにいました。

しかし、今回のことがあっていくつかの公演が延期や中止になり、仕事があってもリモートで行うことができて、ライフスタイルに大きな変化が生まれたのです。朝は6時に起き、食事の支度をして、7時には犬の散歩。戻ってきてからは掃除をし、日中に仕事をして、23時には床に就くというリズムができました。

とても人間らしい生活を送ってみると、これまでいかに自分の体を酷使していたかを思い知らされました。食事も三食すべて自炊ですし、犬の散歩でかなりの距離を歩くので運動にもなり、気づいたら以前よりずっと健康になったと実感もしています。

必要なのは4つのこと。衣・食・住と医療です。

そういう暮らしを実践して、これから大切なのは、衣・食・住、そして、医療の4つだとしみじみ感じました。これらに気を配ることで、コロナと共存しながら生きていけると確信しています。

「衣」…量について考え直す

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これに関しては、みなさん、すでに持て余してしまうくらいの数を持っているのではないでしょうか。仕事で人前に立つ機会が多いなど、数が必要な場合を除けば、手持ちで十分やりくりできるはず。むしろ、あるものをどうコーディネイトするか、そのスキルが問われます。

「マスク」もそうです。医療用として用いるわけではないのなら、他のもので代用してもいいのでは? と思います。一時期のマスク不足のとき、みな必死になってマスクを探し求め、ドラッグストアなどには行列ができていたそうですね。でも、「それしかダメ」と思い込むのも、工夫が足りないのです。

これからの季節であれば、冷房や日焼け対策で持ち歩くストールを、口もとに当ててマスク代わりにしてもいい。衛生面には気を配りつつ、手持ちのものでアレンジして乗り切ることもできるでしょう。

「食」…「食べることは生きること、生きることは食べること」

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自粛期間中は外食を避けていたので、採れたてのタケノコで“たき込みごはん”を作ったりして、自炊生活を楽しんでいました。畑で無農薬野菜を収穫したり、近所の方から山菜をいただいたりもして、口にするのは健康的なものばかり。東京では、スーパーマーケットで食材を買うことや外食が“日常”でしたから、これも大きな変化でした。

日本の伝統的な考え方に“ハレ”と“ケ”というものがあるのを知っていますか? 祝い事など特別なときを“ハレ”、日常を“ケ”と言っていました。昔はそれこそレストランに行くためにわざわざ「よそ行きの服」に着がえて出かけていました。そのくらい外食は“ハレ”の食事だったのに、いつからか“ケ”に変わっていたのです。

しかし、今回のことがあって、家で食事を作ったという人も多かったのではないでしょうか? 素朴ながらも、安心できる食材でごはんを作る。そんな暮らしが“ケ”(日常)になっていけば、健康にもなり、体だけではなく、心も満たされると思います。

また、食料自給率が低いこの国では、これからは「自分が食べるものは自分で育てる」くらいの心意気と実践が必要。小さなことからでもいいのです。プランターでミニトマトを育てるのでもいいし、買ってきた豆苗を何度も再収穫するくらいから始めてもOK。自分や家族が口にするものについて、もっと関心を向けることが急務です。

このままでは、いずれそう遠くないうちに“食糧難”がやってきても不思議ではありません。日本の食事情に無関心にならないためにも、「種苗法」などについても自分で調べ、深く考えてほしいと思っています。

「住」…どこで生きていくべきか。

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私は、「狭くてもいいからマンション購入を考えて」と以前から言ってきました。それは年をとると賃貸物件が借りづらくなるといった“先”を見据えてのアドバイスでした。また、たとえば「離婚したいのに経済事情からできない」といったことにならないよう、自立の助けにもなるから…と勧めてきたのです。

ただ、今は「そんな余裕はない」と感じる人が多いかもしれませんね。これから、経済は悪化の一途をたどる可能性があります。リストラや企業の倒産などによって苦しい状況に陥ると、「家賃が払えない」と困る人も当然増えるでしょう。

そういうときのために提案したいのは、築年数が経った団地に住むこと。高度成長期に建った“ニュータウン”は全国各地にあるはずです。そういった場所には、今は多くのお年寄りが暮らしていますが、これからはそこに若い人たちも住めばよいと思うのです。“あるもの”を有効活用するという工夫が活きてくる時代です。

職を失って住むところもないなら、思いきって地方での「就農」を選択肢に入れてもいいかもしれません。フランスでは失業者に、人手が足りなくなった農家で働くよう呼びかけたところ、20万人を超える応募があったそう。「自然とともに暮らす生き方」を選ぶことは、日本の未来にとっても、意義あることだと感じます。

「医療」…守るべきこと。

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