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都心にできたIKEAが未来的 最新技術を導入した販売方法がスゴい

インテリア

都心にできたIKEA原宿は、未来的だった…。

先日、新たにオープンした北欧発人気チェーン・IKEA原宿では、最新技術を駆使した驚きの販売方法を行なっていた。

■店内になかったもの

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今回、記者がIKEA原宿を訪れた際、ある違和感を抱いた。IKEAは世界最大の家具量販店として知られているが、雑貨に関しても幅広く展開。

北欧の雰囲気をまとったかわいらしいデザインの小物が販売されている。しかしながら、IKEA原宿では、家具に比べ雑貨の陳列量が明らかに多いのだ。

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IKEAではベッドやソファ、食品棚といった大型家具が人気だが、店内の利用客を観察しても大型のショッピングカートを押している客が全く見当たらなかった。

またIKEAといえば、大型の倉庫から客が自分で商品を取ってくる方式が採用されているが、フロア中を探し回っても倉庫が見つからないのだ。

■オンラインストアへの誘導も

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また、商品のテーブルについたタグを見ると、「こちらの商品の購入はIKEAオンラインストアで」と書いてある。

ちなみにこの文章は、他の大型家具にも記載されていた。これは一体どういうことなのだろうか…。

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■店員に話を聞いてみると…

大型家具が販売されていないことに興味を抱いた記者は、店員から話を聞くことに。

取材に応じてくれた店員に、大型家具はどこにあるのか質問すると「店内では大型家具の販売を行なっておりません。ショールームで商品を確認してもらい、IKEAオンラインストアで注文していただいております」と店員は語る。

続けて「都心部の店舗では、電車で来店されるお客様が多いんです。なので、郊外の店舗のようにご自身で倉庫から商品を探して持ち帰っていただくのではなく、店内で商品を見て、ご自身で注文して頂く形なっています」と、都心ならではの工夫を説明してくれた。

■驚きの最新技術

しかし、オンラインストアで注文する場合「商品が自宅に届いてから、サイズが合わない、といった問題が起こるのでは」と疑問が浮かぶ。

店員によれば「IKEA原宿には専用のアプリがあるんです。商品のタグについているQRコードを読み取ると、AR技術で再現された家具が現れる仕組みになっています」とのこと。これならば問題はなさそうだ。

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(アプリ『IKEA原宿』のスクリーンショット)

記者が実際にアプリを利用してみると、画面には家具のCGが表示された。AR技術で家具が再現されることによって、購入した際の部屋の完成イメージがつきやすくなるだろう。最新テクノロジーとの組み合わせにより、選びやすく、買いやすい方法を実現している。

気になる人はぜひ、この近未来的な方法を試してみてはいかがだろうか。

(取材・文/しらべぇ編集部・北田力也)

北田力也
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