ビジネスシーンでよく目にする「ご担当者様」という言葉ですが、使い方によっては二重敬語になってしまうので注意が必要です。今回は「ご担当者様」の意味と正しい使い方をビジネスコミュニケーション指導に従事する大部美知子さんに教えてもらいました。
なぜなら、会社には総務部・営業部・人事部などさまざまな部署がありますから、「○○株式会社 ご担当者様」だけでは、どの部署の担当者宛なのかが分かりません。
受け取った方が内容を確認して届け先を探す必要がないよう、また情報の機密管理の観点からも相手へ迷惑をかけない配慮を心がけることが大切です。
(3)正式名称を使う
会社名は「○○(株)」「(有)○○」などの略式でなく、「○○株式会社」「有限会社○○」という正式名称を使います。
また、「○○株式会社」か「株式会社○○」なのか、社名の位置にも気を付けてください。
「ご担当者様」はあくまで相手の名前が分からない場合に使う表現
いかがでしたか? ポイントを理解すると、使い方に自信が持てるようになりますね。
まとめとして、再度お伝えしたいのは、「ご担当者様」はあくまで相手の名前が分からない場合に使う表現であるということです。一度確認したら次回からは「ご担当 ○○様」を使用しましょう。
(大部美知子)
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