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賛否両論のレジ袋有料化 是非を聞いてみると世代で意識に差

ライフスタイル

7月1日から始まったレジ袋有料化。その是非を聞いてみると…

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(patpitchaya/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

7月1日からスタートしたレジ袋有料化。コンビニでは店員が会計時に「袋入りますか?」と声をかけるのが当たり前になり、エコバッグを持って来店する人が増加した。

環境保護を考えての有料化だが、レジで袋に自分で詰め込まなければいけない手間や、新型コロナウイルス感染拡大による衛生面の不安から、欧米では再び無料化とも報道されている。

■コンビニのレジ袋有料化をどう思う?

では、レジ袋有料化について、どう考えている人が多いのだろうか? しらべぇ編集部は全国の10~60代の2,168名に調査を実施した。

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結果、「コンビニのレジ袋有料化に賛成」と答えた人は54.9%。環境を考えているのか、半数以上が有料化に肯定的だ。

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■年代で意識に差

コンビニのレジ袋有料化に賛成する人を年代別に見ると傾向が出た。

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賛成する人の割合が高いのは50~60代の女性。一方、利用機会が多いと思われる20~40代の男性は反対が賛成を上回る。また、女性も20代は僅差だが反対派が多かった。利用頻度が影響しているのかも。

■反対派の声は…

レジ袋有料化に反対するのは、20代男性のAさん。

「会社の昼休みにコンビニを利用することが多い。エコバッグを会社に持っていくのは衛生面で不安がある。結局、レジ袋を有料で購入するので、事実上の値上げだと感じている。
環境保護のためというけど、実際コンビニのレジ袋を有料化して何が変わるのか。同じコンビニなら、食材を一定時間が経過すると、たとえ食べることができても捨ててしまうシステムのほうが、よっぽど問題じゃないですか」

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■環境保護を訴える人も

一方30代女性のHさんは、有料化に賛成する。

「資源には限りがあるし、地球上に生きる者として、人間は環境を保護していかなければならない。確かにコンビニのレジ袋有効化がそこまで環境保護に有効だとは思えませんが、意識を高める意味では、一定の意義はあると思う」

賛否両論あるコンビニのレジ袋有料化。不便と感じる人も多いが、プラスチックの使い捨てを最小限にし、利用後の回収やリサイクルの徹底をすることは、きっと環境汚染防止につながるだろう。

(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)

佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2020年7月3日~2020年7月7日
対象:全国10代~60代の男女2,168名 (有効回答数)

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