『アッコにおまかせ!』では専門家・北村義浩氏が今後の新型コロナウイルスの動向を解説。
26日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)では、各地で再び感染が拡がりつつある新型コロナウイルスが大きなテーマに。長野保健医療大学の特任教授・北村義浩氏の解説に、注目が集まった。
■感染者急増の理由を分析
23日には、東京都の新規感染者数が初めて300人台を記録するなどし、政府も危機感を強めている近頃。北村氏もこの状況について「明らかに増えている」と険しい表情を浮かべる。
さらに「約2週間前の行動が現在に反映される」との考えから、6月末から7月上旬を「『県をまたいで移動していいですよ』とか、『どんな業種も営業していいですよ』となり、人の流れが良くなってきた」時期と分析し、「つけが回ってきた」と語った。
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■「減っていくのでは」
しかし今後の東京都の新規感染者数の動向について尋ねられると、「一旦減っていくのでは」と予測する北村氏。その理由もまた、2週間前の新規感染者数にあった。
7月上旬以降に200人以上という日が続き、驚いた都民が行動を自粛し始めているとの見立てから、「来週以降は少し陽性になる方の人数は減るのでは」と考えているのだそう。
しかし経済活動も同時に進めているため、再び増える時期は訪れ、結果的に「2週間おきくらいに上がり下がりを繰り返す可能性が高い」と語った。
■安心する人の一方…
北村氏の「一度減る」という予測に、視聴者からは「ちょっと安心した」「500人、1000人、ていうイメージをしてたから良かった」と安堵の声が。
その一方では、「コロナとは長い付き合いになるから、あまり短期的に考えないほうがいい」といった声も一部には見られた。
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■ワクチンについても解説
また北村氏は、ニュースなどでたびたび耳にする欧米諸国のワクチン開発についても言及。論文や報道から分析するに、「有望」だとコメント。
当初同番組で「5年以上かかる」と話していた北村氏だが、予想以上の開発スピードで、このままいけば欧米では今年中、来年には日本に入ってくるだろうと予想。
油断は禁物であるが、連日コロナ関連の暗いニュースが入ってくる近頃だけに、北村氏の解説にわずかな希望を見出した視聴者も多かったようだ。
(文/しらべぇ編集部・清水 翔太)