東京都などで、今年初めて35℃を超える猛暑日となっている7日。著名な気象予報士たちがSNSで警戒を呼びかけている
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7日、西日本から東日本の太平洋側の広い範囲で気温が上がり、東京都では気温35℃を超える今年初めての猛暑日に。感染症対策も求められる中での猛烈な暑さに、気象予報士たちが熱中症対策への厳重な警戒を呼びかけている。
■静岡、東京など午前中から35℃超
報道によると、7日は西日本から東日本、東北南部を中心に広く高気圧に覆われ、午前中から各地で気温が上昇。
午前11時の時点で、静岡県静岡市で35.7℃、東京都府中市で35.1℃を記録している他、埼玉県越谷市と愛媛県大洲市で34.9℃、東京都心で34.7℃に。
7日の最高気温は各地で35℃を超える猛暑日の予報となっており、気象庁と環境省は共同で東京都、千葉県、茨城県に「熱中症警戒アラート」を発表している。
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■気象予報士たちが警戒呼びかけ
ツイッター上では、著名な気象予報士たちが、熱中症への厳重な警戒を呼びかけている。森田正光氏は「東京、11:38に35度を超えました。今年初めての猛暑日」とツイート。
気象学者の荒木健太郎氏は「熱中症の危険度が極めて高くなっています」とし、「暑さは絶対に我慢したり我慢させてはいけません。適切な暑さ対策をして、熱中症に厳重に警戒をお願いします」と呼びかけた。
また、『ZIP!』(日本テレビ系)の出演などで知られるくぼてんき氏も、東京都が今年初めて猛暑日になったことに言及。多くの気象予報士たちが熱中症への警戒を呼びかけている。
■マスクは適宜外して熱中症対策を
感染症対策と熱中症対策の両方が求められる今夏。厚生労働省は「マスク着用により熱中症のリスクが高まる」として、屋外で人との距離が2メートル程度離れている場合などには、熱中症対策を優先し、マスクを外すよう呼びかけている。
また、マスクを着用する場合には、のどが渇いていなくても意識してこまめに水分補給をする必要があり、激しい運動は避け、気温や湿度が高い場合にはとくに注意が必要だ。
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■約2割の人が熱中症を経験
ちなみに、しらべぇ編集部が全国の20代~60代の男女1,342名を対象に「熱中症」について意識調査を実施したところ、全体で約2割の人が「熱中症になった経験がある」と回答している。
暑さを我慢することは命の危険に繋がる。適切に冷房を使う他、厚労省の指針を元にマスクも適宜外すなどして、熱中症対策を心がけてほしい。
(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1342名(有効回答数)