1ヶ月で1,000円以上電気代を節約できる方法も?気象予報士の天達武史氏が、エアコンの電気代節約術を解説。
(Toru Kimura/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)
19日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)では、気象予報士の天達武史氏が、簡単で効果的なエアコンの電気代節約術を3つほど紹介。視聴者から多くの反響が寄せられている。
■開ける窓を変えるだけで節約に
在宅勤務などの影響により、家庭でのエアコンの電気代を懸念する声が高まっている今夏。また、熱中症対策と平行して感染症対策も求められており、エアコンを使用する場合には定期的な換気を行う必要がある。
換気の頻度は1時間に1回10分程度行うことが望ましいとされ、その際には「なるべくエアコンから遠い窓」を開けることで、10畳用のエアコンを24時間使用した場合、1ヶ月約126円ほどの節約になるという(電気・ガス比較サイト『エネチェンジ』による試算)。
関連記事:エアコンの電気代で損しないために… 今すぐできる節電ワザ
■2週間に1回はフィルター掃除を
続けて、天達氏はエアコンの電気代を節約するためには、定期的なフィルター掃除も重要だと指摘する。
エアコンのフィルター掃除は「2週間に1度」という頻度が理想的であるとし、先程と同じく10畳用のエアコンを24時間使用した場合、フィルター掃除をしなかった場合に比べ、1ヶ月で約450円ほどの節約になるのだそう(電気・ガス比較サイト『エネチェンジ』による試算)。
■1,000円以上節約できる使い方は…
そして、最も効果的な節約術として天達氏が紹介したのが、サーキュレーターや扇風機を併用するという使い方だ。
サーキュレーターや扇風機で室内の空気循環を促すことで、エアコンの設定温度を1℃上げても快適に過ごすことができ、エアコンに加えサーキュレーターを同時に稼働させていたとしても、10畳用のエアコンを24時間使用した場合、電気代は1ヶ月で約1,000円ほどの節約が見込めるそう(電気・ガス比較サイト『エネチェンジ』による試算)。
また、エアコンはこまめにオン・オフをするより、つけっぱなしにしたほうが電気代は抑えられることや、室外機周辺に物を置かないといった工夫も重要であると解説した。
関連記事:電気代の節約に 「夏はエアコンをつけっぱなし」30代女性は4割強
■約3割の人がすでに実践中
サーキュレーターを併用した場合の節約効果に、インターネット上では「知らなかった」という声など、多くの反響が寄せられている。
ちなみに、しらべぇ編集部が全国の10代~60代の男女2,168名を対象に実施した意識調査において、「エアコンとサーキュレーターを併用する」と答えた人は、約3割ほどだった。
かつては贅沢品とも言われたエアコンも、現在では命を守るための必需品に。ちょっとした工夫で電気代も変わってくるため、できることから実践してみると良さそうだ。
(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2020年7月3日~2020年7月7日
対象:全国10代~60代の男女2,168名(有効回答数)