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佐賀県・伊万里市でしか食べられない!?“くずきゅうり”でつくった〈きゅうりアイス〉

旅行・おでかけ

夏野菜の代表格、みずみずしさ満点の「きゅうり」。酢の物や糠漬けなど日本の家庭料理に欠かせない食材であるきゅうりは、夏バテ解消に効果があるとされています。

佐賀県伊万里市にきゅうりを使った珍しいデザートがあると聞きつけました。見た目にも涼しい、〈きゅうりアイス〉をご紹介します。

伊万里市で農業を営む〈フェルマ木須〉のみなさん。

佐賀県伊万里市木須町にある〈株式会社 フェルマ木須〉は、米・麦・豆・キビなどの農作物を、種まきから袋詰め、加工販売まで一貫生産する農家さんです。きゅうりアイスの販売元であるフェルマ木須(旬ちゃん工房)は、木須さんご家族と従業員さんで営まれています。

100年は経っているという風情あるフェルマ木須の家屋。

伊万里焼の産地としてが有名な伊万里市ですが、昭和後期に農協の指導者らが尽力されたこともあり、きゅうりの生産が盛んになったのだそう。フェルマ木須でも、33年ほどきゅうりを栽培してきたといいます。

きゅうりアイスが生まれたのは15年ほど前。「伊万里をどうにかしたい!」という思いから立ち上がった「伊万里食三昧実行委員会」の実行委員の1人として活動していたのが、フェルマ木須の木須旬子さんです。「伊万里らしいデザートを作ろう」と話が持ち上がり、きゅうりアイスの開発に乗り出したといいます。

伊万里市内の直売所で販売されるきゅうりアイス。内容量90cc 250円(税込)※今年の生産分は直売所にある在庫のみ。

きゅうりアイスの販売・加工を担当する木須さん。「きゅうりは水分が多くて加工品に向いていないので、採れたきゅうりを砂糖漬けにして水分を抜いて、さらに炊くことで水分を飛ばしてペースト状にしています」と教えてくれました。

その気になる味わいはというと……?青臭さはまったくなく、まるでメロンのような風味。爽やかさとミルクのコクが絶妙なバランスで野菜のアイスと思えない食べやすさです。

きゅうりのつぶつぶ食感がクセになりそう!

以前はきゅうりの皮を取り除いていたそうですが、実行委員の仲間から「なんできゅうりの皮ば捨てると?」とアドバイスを受けて、きゅうりの皮ごと使うようになったのだそう。つぶつぶの食感がたのしめる、伊万里ならではのきゅうりアイスです。

きゅうり農家〈グリーン ベース〉のハウス。手前はフェルマ木須の畑で大豆を育てている。

フェルマ木須では長年きゅうり栽培を行ってきましたが、現在はノウハウを受け継ぎ、木須さんの次男・木須友寛さんが営むグリーン ベースできゅうりを生産しています。きゅうりアイスの原材料はここから仕入れているのだそう。こちらできゅうりのハウス栽培を見学させてもらいました。

朝の収穫が終わり、午後の手入れをしているところ。夏場は1日でツルが急成長するため収穫後は伸びたツルを下ろしていく作業が必要なのだとか。広いハウスは陽がよく入り、きゅうりのツルは人の背丈以上に伸びている。代表の木須友寛さん。ハウスは全自動で管理され、日射量が一定に達すると水やりも自動で行われる最新設備。鉄骨に施されたホワイトコーティングで室内温度に7度も差が出るのだとか。友寛さん曰く「人間もきゅうりも無理せんように。夏はできるだけ涼しく」と環境を整えている。

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