日本人の平均的な体型は6~7等身なのだそう。今回は「背を高く見せたい」「ぽっちゃりしたお腹をカバーしたい」「がっちりした体型をほっそり見せたい」といったお悩みを解消するカラーコーディネートのコツをナビゲートします!
「色の効果」で体型の印象を変える
モデル界では人間離れした9頭身美女も登場していますが、日本人の平均的な体型は6~7等身なのだそうです。エクササイズなどの努力を重ねても、理想のボディにはなかなかならないものですが、ファッションで理想のスタイルに近づけることは可能です。今回は、「背を高く見せたい」「ぽっちゃりしたお腹をカバーしたい」「がっちりした体型をほっそり見せたい」といったお悩みを解消するカラーコーディネートのコツをナビゲートします!
色の効果で身長の「印象」を変える
トレンドのマキシ丈ワンピースは縦長のシルエットができます。トップスとボトムスを同じ色で揃えたセットアップ、ワンカラーコーデやワントーンコーデも縦のラインをつくるので、身長を高く見せる効果があります。
■背を高く見せたい
身長を高く見せたい人は、色みや明るさを揃えて同じような色でまとめましょう。縦のラインができるジャケットやパンツも効果的。ヘアスタイルをすっきりまとめたり、ブローチ、スカーフなどで、視線を首や肩の周辺に引き上げるフォーカルポイントをつくると、スタイルよく見せることができます。
ベージュ系でまとめ、ネクタイをフォーカルポイントにしたスタイリング 出典:WEAR
■背を低く見せたい
背の高さにコンプレックスを感じている人は、縦長のシルエットを分断するのが鉄則です。異なる色のトップスとボトムスを組み合わせて、コントラストをつけましょう。トップスはお尻が隠れるくらいの長さがベターです。ストラップやトングなど凝ったディテールのシューズで足元にポイントを持ってくるのもよいでしょう。
パープル系のトップスとイエロー系のパンツでコントラストをつけたコーデ 出典:WEAR
ぽっちゃりが気になるパーツをカバーしたい
年齢を重ねるにつれて、体重はあまり変わらなくても、下半身の厚みや二の腕のたるみなど、気になるパーツが出てきます。そうしたお悩みもコーディネート次第で上手にカバーすることができます。
■お腹のぽっちゃりをカバーしたい
ぽっこりお腹が気になるときは、ドレープやカシュクールなどソフトなデザインで、お腹をほどよく包み込むのが正解。首や肩の周辺に視線を引きつけたいので、目立つベルトはNGです。肩や襟にデザインのあるジャケットやカーディガン、テーラードジャケットで、適度にお腹をカバーしながら、視線をそらしましょう。安定感のある靴、バッグは大きめをチョイスすると◎です。
袖にデザインのあるテーラードジャケットで視線をそらすコーデ 出典:WEAR
■二の腕のたるみをカバーしたい
二の腕が気になるときは、ストレッチ素材などのフィット感のある袖はNG。パフスリーブやジゴスリーブなど、袖に適度なゆとりのあるデザインが腕を細く見せてくれます。夏はノースリーブよりも肩に視線を集めるフレンチスリーブ、秋冬は長袖よりも七部袖で手首を見せるのもよいでしょう。袖コンシャスなデザイントップスは甘くなりがちなので、パンツなどでシャープな要素を取り入れて、甘辛バランスを整えましょう。
フリルスリーブのトップスとパンツのコーデ 出典:WEAR
■ヒップを小さく見せたい
ヒップが気になるときは、プリーツスカートやワイドパンツなど、裾に向かってゆるやかに広がるシルエットのボトムスが正解。トップスはお尻が半分くらい隠れる丈を選びましょう。肩や首など上半身に視線を集めるデザインがベターです。
フードやポケットで視線を上半身に集めるコーデ 出典:WEAR
膨張色と収縮色で身体バランスを黄金比に導く
骨格や肉付きによって、身体バランスの印象は大きく左右されます。ぽっちゃりよりもほっそりが理想と考える人が多いですが、年齢を重ねると華奢すぎると老けて見えることもあります。理想的な体重でも、骨格がしっかりしている人は、それがコンプレックスとなる場合もあるようです。
■ふくよかに見せたい
華奢な体型をふくよかに見せたいときは、膨張色(明るい色)がおすすめ。ラグランスリーブやヨークの切り替えなど、横のラインを強調するデザインもふくよかに見せる効果があります。トップスとボトムスでコントラストをつけたり、レイヤードスタイルでボリュームをつけたり、ディテールにデザインがあるものを選んだりすると、寂しい印象になるのを避けることができます。