最近ではほぼ全ての食品にはカロリーが表示されています。カロリー表示の確認をおすすめしているのですが、実はそれだけではダイエットできないことも! そんな不安にお答えします!
そもそもカロリーって?
カロリーとは、熱量のこと。1リットルの水を1℃上げるために必要な熱量が1kcalです。また、私たちが食べた食事のカロリーを「摂取カロリー」と言い、体内で消化や吸収に、どれだけの熱量を発生するかを示したものです。たんぱく質、脂質など、全ての栄養素をこのカロリーに換算できます。食品に表示されているのは、これらの「総カロリー」です。
食べないとかえってやせないこともある?!
ダイエットというと極端にカロリーを制限してしまいがちですよね。低カロリーのゼリーやサラダだけにしたり、また最近よく取り上げられるスーパーフードを食べるだけで満足していませんか?
こういった食生活を続けて極端なカロリー制限をしていると、エネルギー不足となります。不足したエネルギーは筋肉を分解して補われるため筋肉量の低下とともに代謝も落ち、かえってやせにくい体質になってしまうことも。そうならないためにも、バランスが整った食事が大切なのです。
カロリーはあくまでも参考に!
このように、カロリーは全ての熱量を合計されたもの。わかりやすいのですが、実はこれだけで自分の一日の摂取栄養素を計算するのは危険です。炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン類やミネラル類の全体バランスを意識することが大切です。
食事バランスの考え方
バランスが大切だとわかっていても、実際にバランスの整っている食事をするのは難しいと思います。でもそんな方は1日単位でも大丈夫!朝、パンしか食べられなかったから、昼にきちんとたんぱく質を食べようとか、昼に丼だけだったから、夜と翌朝は野菜多めに食べるなどと、他で補って調節するようにしましょう。
大切なのは、炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミンミ・ネラルがトータルで必要な量を摂れていることです。
手ばかり法
「ビタミンCを〇〇gとる」「外食時や自炊した料理のカロリー計算をする」というと、実際の食事でそれを計算するのはなかなか難しいですよね。そんな時には自分の手のひらを使って量の目安を知る方法の「手ばかり」をおすすめします。
米などの主食は片手のにぎりこぶし1つ分、肉や魚なら片手のひら大きさと厚さ分、野菜は生野菜であれば両手のひらいっぱい分が1食分の目安となります。
加工食品の落とし穴
最近はおいしいレトルト食品や加工食品がたくさん売られていますよね。これらは忙しいママたちにはとても便利な材料です。しかし加工食品は日持ちする分、作業の行程で滅菌や高温加熱がなされています。栄養素は熱や光にとても敏感で、調理の過程で減少することもあるのです。加工食品は補助として利用し、できるだけ自宅で自炊する日を作ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?カロリーを気にすることができたら次のステップとして、食事のバランスを考えましょう。手ばかりを実践していくことで、太りにくいカラダ作りにも繋がりますよ!ぜひお試しください!