レジ袋の有料化が始まって、幾つかエコバッグを試してみましたが、持ち歩くとけっこうかさばる、広げたりたたんだりが面倒など、細かな不満がありました。そんなときに思いついたのが「風呂敷」を使うこと。この日本の伝統的な持ち運びアイテムがかなり便利なので、その使い勝手をレポートします!
意外とかさばるし不衛生?
エコバッグって使いくい…
エコバッグは、必要なときだけ使うものなので、いつもはバッグの中に入れておきますよね? それを想定して「折りたためばコンパクト」というエコバッグは多いですが、スーパーの買い物で使えるものとなると意外と大きくて、今人気のミニバッグで出掛けるとなると、他ものでいっぱいになって絶対に入りません。使いまわすのも不衛生だなと感じていたときに、テレビで風呂敷が役立つと知りました。
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風呂敷がエコバッグとして
超優秀な4つの理由
風呂敷を使い始めて3カ月くらいたちますが、使っていていいと思った点は、
・ミニバッグに入れてもかさばならい
・すぐに洗えるからいつも清潔
・持ち歩いていてもお洒落
・使用後にたたむのも超簡単
使った後はそのまま洗濯機で洗え、干せばすぐ乾くので手入れも簡単です。手持ちのミニバッグだと、財布と風呂敷、リップケースを入れてちょうどぴったり。エコバッグとなるとシンプルなデザインが多いですが、風呂敷なら柄も豊富なので持って歩くのもお洒落です。今は一枚しか持っていませんが、大きさや柄を変えて買い足そうかなと検討中です。
風呂敷の大きさは、120×120㎝、90×90㎝、75×75㎝の3種類が多く、私が愛用しているのは、75×75㎝のちょっと小ぶりなタイプ。これで、スーパーのレジ袋の中サイズくらい、牛乳パック5、6本程度は入る容量です。大きい120×120㎝サイズならそのままレジかごにセットして使うことができ、2Lペットボトル6本に加えて食材を入れる余裕もあります。
実際に入れてみるとこんな感じです
実際に75×75㎝の風呂敷を持って、仕事終わりに足りない食材を買いにスーパーに寄ってみました。この日は野菜が家にまだあったので、お肉や足りない食材をメインに調達。
購入したのは全部でお肉2㎏分、牛乳1本、豆腐、納豆、エノキ、長ネギ、ピオーネです。スーパーの買い物かごにして、3分の1程度の量でした。
お肉を一番下に入れ、上にそれ以外の食材をのせます。重心を下げると安定感でて持ち歩きやすいです。エコバッグだと入れ方に悩む長い野菜も、最初に作った結び目の下に野菜を通して、キュッと結べばOK。風呂敷にはまだ余裕がありますが、生地が柔らかいからか、中身にぴったりとフィットするので、荷崩れもなく家まで持ってこられました!
私の風呂敷は小ぶりなので、がっつりと食材を買い込むようなときには不向きですが、ついでにスーパーで晩ごはんのおかずを買い足すなんていうときなら、これだけの量が入れば十分。出掛けるたびに大きいエコバッグを持って行くのにわずらわしさを感じていましたが、風呂敷なら問題ありません。買い忘れしがちな私にはぴったりです。
スーパーでの買い物に
ぴったりなのが「バスケット包み」
バスケット包みは、巾着のように口をキュッと結ぶことができる包み方です。物を入れるときは大きく開くこともでき、出し入れにも便利なのが特徴。しっかり口が閉じるので、中身を安定して包み込むことができますよ。
【包み方】
① 隣り合う両端を中央で1回結ぶ
② 反対も①と同様に結ぶ
③ ②でできた結び目から出た生地をねじって先端で真結びし、持ち手を作る
④ 反対も③同様持ち手を作って形を整える
最初はフィットする形を作るのに3分ほどかかっていましたが、慣れてしまえば、スーパーで会計後1分あれば完成します。今では物によって口を広めにしたり小さくしたり工夫することもできるように。以前は、エコバッグが邪魔で持って出掛けなかった日に限って、買い足しが必要なことを思い出して結局レジ袋も購入するなんていうこともありました。風呂敷ならバッグのすき間に入れておけるので、そんな無駄もかなり減らせますよ。
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結び方を変えると
他にも便利な包み方が
バスケット包み以外にも、ちょっとした買い物に重宝する包み方が風呂敷にはあります。
◆書籍がお洒落な装いになる「本包み」
レジ袋を購入するのがもったいないため、今までは重たい本を抱えて持ち帰ることもありましたが、外出先でふと買いたい本に出合ったときに助かりました。